「別にこれは怒っているとかではないんだけど…」は本当に怒っていないのだろうか?
「別に怒っているわけではないんだけど」と言う人は、本当に怒っていないのだろうか。
私は、それは自分に暗示をかけているのではないかと思う。
本当は怒りたいのに、今の時代はパワハラなどの問題もあり、あからさまに怒ることが難しい。
そのため、「自分は怒っていない」と相手に伝えることで、自分自身の感情を抑えようとしているのではないだろうか。
そもそも、「怒っている」という感情は誰が決めるのだろう。
発言した本人なのか。それとも、それを受け取った相手なのか。
たとえばパワハラの場合、言われた相手や周囲の人が不快に感じれば、パワハラと判断されることがある。ここでは、発言者の意図よりも、受け手の感じ方が重視される。
では、感情そのものはどうだろう。
たとえば「悲しい」という感情は、本人にしか本当のところはわからない。周囲の人が「あの人は悲しそうだ」と感じることはあっても、その背景にある出来事や経緯まで正確に理解することは難しい。
そう考えると、「怒る」という感情も、やはり本人が決めるものなのではないか。
「うれしい」「楽しい」といった感情が本人にしかわからないのと同様に、「怒る」という感情もまた、最終的には本人にしか判断できないのかもしれない。
そうすると、「別に怒っているわけではない」と言う人は、本当に怒っていない、ということになる。




