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テーマ詩集:あなた

without you

作者: 歌川 詩季

 こういうのを投稿すると、なにかあったのかな?ってかんじですが。

 恋なんてしなくても 僕は生きていけるよ

 べつに誰も好きじゃなくても

 ぬけがらになったりしないさ

 そこそこの昨日と まあまあの今日とで

 それなりの明日(あした)をやりすごせるはず


 帰り道に見かけた回送列車は

 孤独を乗せてってくれる気がした

 寄り道ひとつだって 思いつきで できるんだし

 ひとりぼっちの部屋にはまだ戻りたくない


 君なしでの太陽は こんなにまぶしくて

 君なしでのどしゃ降りは こんなにせつなくて

 君なしでの雨あがりは こんなにきらめいて

 君なしでの星空は こんなに泣きたくなる



 カレンダーのイラストが めまぐるしく変わるよ

 変わらないのは下唇を

 噛んで目を伏せちゃう癖だけ

 まあまあの昨日と それなりの今日とで

 なんとかの明日(あした)にこぎつけてくはず


 迷い道で出逢った白い仔猫は

 希望を連れてきてくれる気がした

 わき道ひとつだって なにかが(ひそ)んでるんだし

 ひとりぼっちの部屋ではまだ眠りたくない


 君なしでは土曜日も こんなに長すぎて

 君なしではおしゃべりも 哀しいひとりごと

 君なしでは世界だって こんなに がらんどう

 君なしではこの僕は こんなに泣きたくなる

 直近で、なにかあったわけではありません(苦笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も直近で何かあったわけじゃないのですが笑、すごく心に沁みる作品だと思いました。 言葉の選び方が絶妙ですね。回送列車と白い仔猫の対比が好きです。 君なしでの……の節もさすが歌川さんだと思いま…
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