何もない日常
「ねぇ起きて隼人遅刻するよ」
ばんばんと容赦なく腹を叩かれて起こされる
起こしてくれるのはありがたいがもう少し優しくてもいいと思う
「わかったもう起きてるから叩くな優奈」
「やっと起きた起こるの遅い今日も学校あるんだから早く行くよ」
急かされるのは好きじゃないがここで反論するとまた殴られるのでここでは黙っておこう
「はいよ、別に先行ってていいぞ」
「そんなわけいかないでしょお姉ちゃんに起こして学校まで連れてって言われてるんだから」
また青菜かあいつ自分で私が世話してあげるとか言っておもいっきり妹に任せてんじゃねーか、まぁ世話してもらってる側からしたら何も文句言えないんだけどな
「それはわるーございました着替えてすぐ行くから玄関で待っとけ」
「ほんと急いでね」
世話をやかれながら文句を言いつつ走ってたら一様間に合った
「じゃぁ隼人また後でね私こっちからの方が教室近いから」
「ああ、今日ありがとな」
「今日だけじゃないでしょ」
「わかったよアイス奢るから」
「それならよし」
アイスを奢るはめになってしまったなんて考えながら歩いていたらすぐに教室に着いた、結構ギリギリだったようでもう皆んな席についていた、危なかったと思いながら席につきぼーっとしてたらホームルームは終わっていて一時間目の授業が始まるまでの準備時間になっていた
「よっ隼人今日はお寝坊か?」
「うるせーやい」
「もしかしてまた優奈ちゃんに起こしてもらったのか羨ましい奴め」
「なぜわかった」
「お前これいつもじゃん」
「朝が弱くておきれないんだからしょーがねーだろ」
「快斗はどうなんだよお前ちゃんと起きれてんのか」
「そりゃーもちろんこの快斗様が寝坊なんてするはずないね」
笑いながら「はいはいそうですね」と返したら快斗も笑って「お前もがんばれなんて」言っていた
次は隼人の家でのお話だよー