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元カレ  作者: 羽屋 京香
当時
3/3

ひとりめの元彼に会った、その時の気持ち。

久しぶりに元カレに会った。昔と変わっていない。

中2の時のバレンタインか誕生日か何かであげた、十字架のペアキーホルダーをカバンにつけていた。アタシのことを忘れないでいてくれたんだっていう、嬉しさがあった。

彼は優しかった。アタシの心に染みるような優しさがあった。その優しさに溺れそうになりつつも、彼と色々なことを話していた。テストだったり、色々と。

メアドも教えてもらいら家に帰ってメールをしてみた。“友達”から“親友”になってくれませんか、と。別にいいよー。という彼の返事。彼なら信用できると思った。信用したかった。だからメアドを聞いた。短い時間でアタシは彼を好きになった。彼ともう1回付き合ってみれば、昔とは違うんだろうな。

だけど、何処か違う。旦那とは別の気持ち。何でもやり合える親友。どっかのロリコン(笑)と同じ。付き合うとは別。優しさは確かなもので。彼の優しさは感じられた。


今でも彼は、アタシの事が好きなんだろうか。

触れてみてわかった。思った。別れてから2年は過ぎるけど、まさかな。


旦那とは最近会えていない。会いたくても会えないんだ。時間がないから。

会わなくても平気になっていくアタシが怖い。

アタシはどうしたらいいの?どうしたら好きでいられるの?どうしたら会えるの?

神よ、アタシを助けてよ……。

旦那→4年間付き合った元カレ

ロリコン(笑)→その元カレと同じクラスだった男子。何回胸触られたことか…。

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