種族:動く骸骨
設定集、始めました。
第一回は主人公、イザームが選んだ動く骸骨の設定についてお話します。
・種族概要
系統は不死系。弔われる事なく放置された死体が、白骨化してから動き出した魔物。自我はほとんど無いとされ、生者がいれば実力差などお構い無しに襲ってくる。なので、一般的には狂暴とされている。
出現する場所に法則性はない。森の中だろうが、街道沿いだろうが出るときは出る。FSWの世界は転生ものの異世界並みに危険であり、野垂れ死ぬ人も多いから。
強いて言うなら無縁仏を集めた集合墓地だろうか。一人一人を丁寧に弔っている訳ではないからである。
・戦闘能力
強さは元になった種族とほぼ同じ。しかし狂暴性の増加や状態異常への耐性、さらに本能的行動しか取らない事により加減や躊躇が一切期待出来ない。なので一般人が戦うことは非推奨。
ただし、光に滅法弱い。【光魔術】は無論のこと、太陽光でもすぐに浄化される。本能的に光を避けるのだが、上記のように街道の脇で発生した場合は勝手に消滅することもしばしば。
また、骨そのものを砕く打撃にも弱い。動くことすら困難になるからである。骨だけゆえに致し方無し。
しかし、歴史を紐解けば伝説に悪名を轟かせるまでに進化した個体もいるので油断は出来ない。また、人類から動く骸骨になると人類とほぼ同じ多様性を有するのが厄介。
なので進化を繰り返して知性を得た動く骸骨が群れている場合、高確率で連携をしてくる。また、ごく稀に国の精鋭レベルの高度な連携を見せることもあるとの記録あり。
・人類社会での扱い
見かけ次第、可能であれば討伐推奨。冒険者ギルドでは報酬は少ないが、ほぼ常に討伐依頼が出ている。
討伐証明部位は右手。ただの白骨死体との見分け方は関節を観察すること。動く骸骨なら身体を動かすため、関節部に魔力が巡っているからだ。
・プレイヤーアバターとしての性能と序盤のオススメ攻略法
プレイヤー化した場合に強制取得する能力は【暗視】、【状態異常無効】、【光属性脆弱】、そして【打撃脆弱】の四つ。
通常、この種族で始めた場合はイザームとは別の地点でスタートする。下水道に出たのはイーファが干渉したから。
本来の初期位置はファースの南にある廃村の地下墓地。棺桶の中ならば安全なログアウトが可能。近場にいる野生の魔物も弱く、日光に気を付けてさえいれば序盤は案外楽なプレイが楽しめる。
南の平原が物足りなくなったきたなら、西の森が最適。森の木々が日光を程よく遮り、夕方から明け方まで狩りを行えるだろう。
・進化のフローチャート
ここではイザームのように特殊な能力を得る事なく、あくまでも普通に進化した場合の一例を上げていく。
ただし、本編の進化先のヒントになる可能性があるので、進化回毎に更新していく。
戦士タイプの場合
動く骸骨
→骸骨戦士
魔術師タイプの場合
動く骸骨
→骸骨魔術師
こんな感じで箇条書きにしていこうと思います。
もし、『こんな項目が欲しい!』という要望が御座いましたら、コメントで気軽に提案して下さい。