第五話
大変長い間更新せず、すみませんでした。
相変わらず、文脈が定まらず低クオリティですが楽しんでくだされば嬉しいです。
「ハァ…ハァ…」
ここは水雫市の商店街。
学園都市と呼ばれるだけあって、学校が多いこの街はもちろん生徒の数も多い。
授業が終わったこの時間は学校帰りの生徒で溢れかえり賑わっているはずだ。
――しかし、
街には人が一人もいなかった。
陽も沈んでいないこの時間、街に一人も人がいないというのはありえない。
店は開け放たれたままで、ついさっきまで店が開いているような状態、通行人も車も一切通らず。まるで……街から突然人が消えてしまったようだった。
人がいない街の中を駆け抜ける人影があった。
歳は十代半ばだろうか。
赤と白の服に膝上までのミニスカート、羽のように腰から伸びている一対の赤い腰布。
赤みがかった栗色の髪は赤いリボンでポニーテールにまとめられ尻尾のように踊っている。
手には杖が握られている。木から削りだしたような杖の先端に黄金の石が埋め込まれていて、まるで魔法使いの杖だ。
スカートから伸びている健康的な足はスラリと伸び、胸にある控えめな膨らみからその人物が少女であることが分かる。
「ハァ…ハァ…結界が張られてるわね……」
少女の口から言葉が漏れた。荒い息をつきながら走る少女の口から上は仮面に隠されて見えない。
「訓練後を狙われるなんて、なにが情報操作は完璧よ!? 漏れてんじゃない」
少女は憎々しげに呟くと後ろを振り返る。
少女の視線の先には、自分を追いかけてくる七つの黒い塊があった。
いや、塊という表現には間違いがある。塊を覆っているのは黒い毛皮。八つの塊のそれぞれから白い爪を持つ四本の脚が生えており、突き出た頭部には白い牙が並んでいる。
獲物を狩る瞳を光らせて少女を追いかけているのは3メートルを越す巨体を持つ黒い狼だった。
「使い魔か、それとも別の何かか……」
黒い狼はだんだんと少女との距離を詰めていく。
「このハーツが狙いよね」
少女は自分の杖を一瞥すると足を止め後ろに向き直る。
八匹の狼はコンクリートを踏み砕きながら、自分のもとへと迫りきている。
「戦闘は嫌っていったのに……これも全部、あのバカ教師のせい……」
少女の周りの温度が急速に上昇、空気が揺れ、陽炎が生まれる。
「あのバカ教師……後で燃やす!」
少女は怒声と共に大きく杖を振りかぶった。
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たつや・ゴルディアスは困惑していた。
俺は学校の帰り道、バイト先に向かう際に近道を通った。
理由は無い。あえて言うならなんとなく、気紛れだ。
それで近道を通ったのはいい、いいんだが……
「迷った」
道に迷いました。
迷った道は人通りの少ない道で、街頭も無く日が傾いてきた今はもう薄暗い。
この街、水雫市は学園都市というだけあって人も多く活気もあって非常に賑やかだ。そのおかげでバイト先に困ることはない。
先ほどから、道を聞こうと思っているのだが人影はおろか車も見かけない。
水雫市でこんなに静かな道は珍しい。
「さて……どうするかな?」
このまま、がむしゃらに進んでも店には辿りつけないだろう。
来た道を戻るかと考え始めたその時、
『――――――ォォォン……』
熱風が頬を撫でた。
続いて、聞こえてくるのは爆音。
なにが起きた?爆発事故でも起きたのか?
爆音のした方を見ても、建物に隠れて何が起きているのか分からない。
『――――ォォォォ…!』
今度は獣の叫び声のようなものが聞こえた。
ここで何かが起きている。
また、爆発音が街に響く。
こんな騒ぎが起きているのに住民の反応がない。人の気配を感じない。
いくら、人を探しても見付からないわけだ。
この街に今、人はいない。
なぜだか、分からない。だけど、今俺はここにいる。
俺はどうするべきか…いや、なにもしちゃいけないのかもしれない。
俺はこの街にきてからまだ一ヶ月。この街には俺の知ってはいけないことがあるのかもしれない。
「けど…俺はあのときみたいに後悔したくない。」
あのとき……?あのときってなんだ?
『――――ォォォォォン!』
一際、大きい轟音が俺の疑問を掻き消した。
「……よし」
俺は何ができるか分からない。
だけど…………あっちで誰か苦しんでいるかもしれない。
誰かのためになるなら出来ることをしたい
誰かのためになにか出来るならなにかしたい。
「俺以外の幸せのために」
俺は口が無意識に動いていたのに気付かず、爆音の元へと向かった。
長い間更新できずすみませんでした。
言い訳させてくれれば
文化祭→新人戦→風邪→レポート→テスト だったんです。
誤字・脱字、文法上の間違いがあれば教えてください。
感想、意見、アドバイス 待っています。
次回の更新も未定です。なるべくはやく更新するので楽しみにしてくれれば嬉しいです。