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《人間になりたいだけなのに、俺のメイドが強すぎる》  作者: やはぎ・エリンギ
登場人物

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これまでのあらすじ

街の近郊に、前触れもなく未踏のダンジョンが出現した。

それは単なる魔物の巣ではなく、周囲にワイバーンや大量のモンスターを溢れさせ、街そのものを脅かす“異常存在”だった。


ギルドマスター・リュドーの判断により、

Sランク《黒焔騎士団》、Aランク《漆黒の剣》、Bランク《蒼天の剣舞》、

そして推薦枠として――

ブラックスライムの探索者マサキと、三人のメイドから成る新興パーティー《ブラックフォージ》が招集される。


だが、出発前から《蒼天の剣舞》は《ブラックフォージ》を侮辱し、対立は森の中で表面化した。

結果は一方的だった。


レナはマスター流戦闘術で重装ドワーフを一撃で無力化し、

イリシャは古武術と実戦格闘、麻痺毒を併用して敵を制圧。

ユエルは龍哭ノ薙刀ドラグリーヴの威圧だけで敵の戦意を崩壊させた。


《蒼天の剣舞》は壊滅的敗北を喫し、以後、ダンジョン攻略に参加できない戦力となる。


一方、先行していた《黒焔騎士団》《漆黒の剣》はすでにダンジョン内部へ突入しており、

《ブラックフォージ》もまた、遅れてダンジョンへと足を踏み入れる。


内部では、スケルトンナイト、スケルトンウォリアーといった上位アンデッドが待ち受けていた。

ユエルの結界と炎、イリシャの狙撃、レナの近接破壊、

そしてマサキの創造錬金術による弾薬供給と指揮によって、連携は完璧に機能する。


《ブラックフォージ》は明確に“格の違う部隊”へと変貌していった。


ダンジョン攻略を果たした一行は、街に戻ると戦いの裏で、真の黒幕が姿を現した事を知る。


ギルドマスター・リュドーは、蒼天の剣舞と共に魔族と内通し、

ノクティアを魔族側の拠点として差し出す計画を進めていた。


ブラックフォージ、Sランク《黒焔騎士団》、Aランク《漆黒の剣》と言った上位ランク冒険者を“排除すべき存在”と考えていた。


だが計画は崩壊する。

百夜は討たれ、ベヒモスは倒され、ダンジョンは完全攻略されてしまった。


追い詰められたリュドーは、蒼天の剣舞を引き連れ西へ逃亡。


その先には――

アレス軍事国家、人とモンスターを融合させる禁忌の研究塔パンドラ・スパイラルが存在していた。


事件後、評議会の決定により、

黒焔騎士団団長ヴァレリア・ルクスフォルスが新ギルドマスターに就任。


彼女はブラックフォージに深く頭を下げ、正式に謝罪し、

その功績を認めて《ブラックフォージ》をSランク冒険者へ昇格させる。


こうして街は救われた。


だが同時に、より大きな戦争の火種が動き始めていた。

鉄と煙の国・アレス。

融合兵計画、生体戦闘装甲アーク・ネメシス、進化する剣《デュランダル=ネクロ・コード》。

かつて秩序を司った男・リュドーは、今や狂気の研究者として“神の領域”を目指している。


そして――

数々の戦闘データと素材を解析した末、マサキの創造錬金術は、ついにひとつの完成形へと到達する。


ベヒモスの革、戦場で得た防御思想、

そして「メイドであり、盾であり、最強である」という設計思想。


それらを統合して生み出されたのが、

特級装備タクティカル・メイドスーツ


防刃・防衝撃・魔力分散・高機動性を兼ね備えた戦闘用メイド装備は、

《ブラックフォージ》を単なる冒険者パーティーから戦場を制圧する“部隊”へと変えた。


こうして、

ダンジョンをきっかけに動き出した歯車は、やがて街、ギルド、そして世界そのものを巻き込みながら、より大きな戦いへと向かっていく。


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