青龍に乗って故郷へ
ノワールの案内でまた出会ってしまった。デカいヘビに
「レーヴェくん、あれが青龍?」
「そうだよ」
青龍もこちらに気づいたようだ
「また、会ったな人の子よ」
「僕は会いたくなかったけど、なんでいるの?」
「たまたまだ」
「僕たちはもう行ってもいい?」
「人の子よ、先を急ぐのなら我が送ってやろう」
青龍の背に乗って僕の故郷の村へ
「鳥が見る景色ってすごいな」
「ホッホ」
「ピィ」
ワイズとフィクスはドヤ顔をしている。
「やっぱり、空を飛ぶのは早いわ」
「ミリーさん、飛べるの?」
「飛べるわよ」
「僕も飛びたい」
「先ずは『精霊憑依』が出来ないとね」
精霊魔法の奥義『精霊憑依』僕の場合はノワールとワイズ、ミリーさんの場合は仮契約をして力を貸してもらうやり方らしい、酔ったミリーさんがボロボロ言ってた。
「あ、見えてきた」
「あれがレーヴェくんの村なの?」
「そうだよ」
「里より広いですな」
村から離れた森の中にある広い場所に下ろしてもらった。
「また、会うことを期待するぞ」
青龍は空を飛んで何処かへ飛び去った。
森の中を歩いて僕の村へ
「お、レーヴェじゃないか」
「あ、ガンダルフ先生」
村に帰って来てから最初に会ったのはお散歩中のガンダルフ先生
「レーヴェ、大きくなったのう」
「1年振りだからね」
ガンダルフはお散歩の続き、僕たちは僕の家へ
「レーヴェくん」
「どうしたの凛ちゃん」
「レーヴェくんの両親に挨拶しないと」
家の中へ入ると誰も帰って来てなかった。家の中で待っていると
「ただいま〜」
「おかえり、お母さん」
「ミリー、説明」
「なんで私?」
「保護者だったでしょ」
帰還した経緯を話してお母さんに理解してもらった。
「所でレーヴェ、その子は?」
お母さんはフィクスの事を聞いてきた。
「精霊界で燃えてる鳥に勝ってもらった卵が孵化したんだ。」
「あら、そうなの 幻獣フェニックスよね」
「ピィ〜」
「あら、可愛いわね」
「で、そちらの方々は?」
「こっちは玉藻」
「玉藻です。以後お見知り置きを奥様」
「九尾の狐だったけ?」
「そうそう、ミリーに昔封印されていたのよ」
「こっちは伴助さん、こっちは凛ちゃん、父娘なんだよ」
「ハンスケ・サイガと申します。」
「娘のリン・サイガと申しますわ、お義母様」
「レーヴェ、良い子見つけてきたのね」
この後、お父さんも帰って来て、騒がしい夕食になった。