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レーヴェ服を買ってあげる

王都の散策なんだけど


「レーヴェくんは伴助とお出かけしておいで」

「分かった」

「こっちは女子会してるから」


僕と伴助さんはぶらぶらと散策


「伴助さん、服でも買わない?」

「確かにこの着物と忍装束だけで予備がない」


大和国からマルタ国の王都まで来る人は珍しいため、伴助さんは良く目立っていた。


「追っては来るかな?」

「才賀の忍びは基本、国から出たがらない それに別の里の忍に警戒している。追ってに人員を割けれない」

「安心かな、追ってが来たら僕が戦うから」

「レーヴェ殿」


服屋に入り、伴助さんが気に入った服を購入。お金は沢山あるから大丈夫


「次は武器屋かな」

「大和国以外の武器屋は初めてだ」


大和国は刀、槍、薙刀が売られていた、大和国以外では刀や薙刀は売っていないし、僕の武器はガロックさんの作った特別製だから


結局見るだけで屋台で食べ歩きながら帰っていると


「人だかりが出来てるね」

「物騒ですな〜」


人だかりから黒猫が飛びついてきた。


「にゃあ~」

「おっ、ノワール」

「にゃー」

「レーヴェ殿?」

「伴助さん、みんなが危ないから急ぐよ」

「了解した。」


僕は影を移動、伴助さんは建物の屋上に駆け上がり、屋根伝いに移動


「この辺?」

「にゃ」


影から出てくると、ミリーさんたちが騎士に囲まれている


「ミリーさん、どういう状況?」

「話せば長いわよ」

「内容によっては国が無くなっちゃうからね」


ミリーさんが話てくれた内容は女子会中にこの国の第2王子がミリーさんと凛ちゃんに「俺の女になれ」と言い寄って来たそうだ。


「第2王子って何歳なの?」

「今年18歳らしいわ、でもね、頭の毛がね薄いのよ」

「なるほど、ハゲ掛けているんだ。モテないよね」


大声でハゲを強調


「それとね、フィクスが珍しいから寄越せですって」

「ミリーさん、どこまでが許容範囲かな?」

「半殺しで慰謝料請求が妥当よ」

「レーヴェくん、あの人、生理的に受付けない」


第2王子ってやつは


「『グラビティフィールド』」


僕たちを囲んでいる騎士たちには動けなくした、最近使えるようになった闇属性の上位派生の重力魔法


「ミリーさん、どれが第2?」

「あそこで尻もちついて漏らしてるやつよ」

「あとこの国の王様ってどんな人?」

「1代前は賢王でいい人だったわ、今の王は保身に走るだけの小心者ね」

「その小心者からあんなのが産まれるんだ」

「あれ、妾の子よ、第1王子の方がましね」


シルバースフィアを剣に変型させて


「ミリーさん、あの城の人がいない場所って分かる?」

「ちょっと待ってね〜上の方は人がいないみたい」

「分かった『アビスブレイド』」


放った黒い斬撃は城の上層、命中した部分だけ切り取ったように綺麗に風穴ができた。


「レーヴェくん、魔力操作が上手くなったわね」

「威力の調節はノワールがしてくれたよ」

「にゃ〜」


『グラビティフィールド』を解除すると騎士たちは慌てて逃げ出し、第2王子は完全に放置


「終わったな」

「伴助さん、遅くない?」

「ここであった事を文にしたため、送りつけてきた。」

「父上」

「凛も無事だな」

「レーヴェくんに助けてもらったの」

「そうかそうか、凛ももっと強くならないとな」

「精進します。」


予定が台無しになり、逃げるように王都から脱出して、山の麓の街を目指した。





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