レーヴェの助太刀
5人の連携の間にレーヴェは牽制のように連続で魔法を撃ち込み、伴助の助太刀に入った。
「レーヴェ殿、どうして来られた!!」
「仲間を助けるためです。伴助さんがいなくなると凛ちゃんが悲しみます。」
相手の出方が分からないため、銀狼ではなくシルバースフィアを起動する。
「助太刀感謝いたす、あれらは才賀の忍び、才賀の術は一撃必殺」
「攻撃を受けたらダメなんですね」
「その通り」
シルバースフィアをテンタクルモードにして無数の触手で5人の忍びへ攻撃を開始する。
「連携の阻害が出来ているが面妖な」
「これは僕専用の武器だからね」
速度と連射性の高い『ウインドアロー』で攻撃、2人の忍びの肩や足に命中した。
「伴助さんどうする。」
「追っては殺すしかない」
「分かった。」
「分かったってレーヴェ殿には早い」
「こう見えて、盗賊を何人も殺しているから大丈夫」
レーヴェは『シャドウエッジ』を発動、5人の忍びは影から現れる黒い斬撃に斬り裂かれていく
「ノワール、いつもより威力も数も多いけど?」
「にゃあ~にゃあ」
「夜と影ね、朝、昼は威力が半減するんだ」
5人の死体は街の外で大穴を掘り、投げ込んで燃やし、埋めておいた。
「レーヴェ殿、助かりました。」
「伴助さんは仲間です。それと凛ちゃんのお父さんなんです。子供が悲しむことはやめてください」
「今後は相談すると誓おう」
僕たちは宿に戻り、寝る
次の日は冒険者として依頼をこなして・・・・・
船の上で
「オロロロロロロ、もうむりぃ」
「本当にレーヴェくん、乗り物に弱いわね」
「レーヴェくん、お部屋で横になろうね」
凛ちゃんに部屋まで連れてもらう
「凛ちゃん、ありがとう」
「私がレーヴェくんのお世話をするからね、なんでも言って」
「寝てるから」
レーヴェは眠りについた
「レーヴェくん、父上を助けてくれてありがとう」
胸騒ぎがした凛は宿を出て海風に当たっていると戦闘音がした方向に行くと伴助とレーヴェが追ってと戦っている所を偶然にも見てしまった。
戦闘が終わり、すぐに宿へと引き返したのだった。
5日後、マルタ王国の港街へ1年振りにレーヴェとミリーは帰って来た。
「レーヴェくん大丈夫?」
「大丈夫だと思う」
レーヴェの里帰りは始まったばかり