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妾の出番

大和国からマルタ国に行くために港街を目指して移動している。


「フィクス、ワイズ、周辺の警戒をお願い」

「ピィ」

「ホッホ」


2体は飛んで行き、僕たちも警戒しながら歩いている。


今回はヤマダさんの村を通らない別ルートで向かっている。


「馬車だともっと早く到着するのにね〜」

「レーヴェは乗り物に弱いからのぅ〜」

「ぐっ」


馬車を使わない理由は僕が酔ってしまうから御者をしてたら酔わないけど、使っていた馬車と馬は売却済み、馬は船に乗れない、西都や東都のような大きな街なら高く買って貰えるからだ。


「ガロックさんって今どこにいるんだろ?」

「ガロックはシャムロック王国の王都にいるわよ、ミラちゃんの新しい剣を作っているわ」


ミリーさんたちは定期的に何かしらの方法で情報のやりとりをしているらしい 情報交換の相手はミリーさん、ガロックさん、お母さんとリリーナさんらしい

お父さんは魔法のセンスがなく、身体強化くらいしか出来ない、ヤマダさんも同じらしい ミリーさんが言ってたことね


僕の情報もお母さんたちにバレてたりする。


ヤマタノオロチ討伐して素材は半分回収、半分売却で死ぬまで暮らしていけるくらいの財産を獲た、僕のSランク認定なんだけど、冒険者ギルドのグランドマスター、冒険者ギルドで1番偉い人が判断するんだけど

ダメだったみたい理由は知らないけど


休憩しているとワイズとフィクスが戻って来た。


「ホッホ〜」

「ミリーさん、怪しい集団がいるらしいです。」

「何かいるわね」


森の中から街道へ黒尽くめの人が誰かを背負って出てきた。その後ろを追いかけるように武装した盗賊


「全部で10人ね」

「待て、ここは妾が出よう」

「ノワール、頼んだ」


銀狼を取り出していたのに


「『狐火』」


玉藻の周囲を青い炎が大量に浮かんでいる。


「玉藻、火事は起こさないでよ」

「大丈夫じゃ、妾を信じよ」


玉藻が合図をすると青い炎は盗賊を目掛けて、飛んで行き、命中すると全身火だるまになって焼かれていく


「どうじゃ」 

「玉藻が本気出してると死んでよ」

「レーヴェくんが死ぬ前に私が玉藻を仕留めてるわ」


盗賊を片付けた後、黒尽くめの人は1歩も動けないようになっている。ノワールにお願いしたんだけどね


「この術を解けよ、娘が毒で死にかかっている」

「フィクス」

「ピィ」


フィクスは『浄化の炎』を使い黒尽くめの人と背負っている女の子を焼いた。


「ピィ」 

「よく出来ました。」


フィクスを褒める。幻獣は何も食べなくてもいいらしいがいちごが好みになってしまい、おやつであげる羽目になった。  


「何をした。」

「『浄化の炎』病気や呪いを浄化する炎だよ」

「娘は?」

「『鑑定』したは治っているわよ」


黒尽くめの人は涙を流しながら感謝していた。





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