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水渡り
精霊界から帰って来て早々玉藻から教えてもらう
「川だね」
「川じゃのう」
川まで移動したけど、幻獣の卵はミリーさん預けている。
「妾がレーヴェに教えれるのはこれだけじゃ」
玉藻は川の上を歩いていた。水面を凍らせているか確認したけど凍らせていない
「この国の忍は昔からこの方法を使っておる」
「玉藻、海の上を船で何日も掛かる道のりを歩けると思う?」
「無理じゃ、この『水渡り』は川や湖のような波が立たない穏やかな場所にしか向かん」
「ダメじゃん」
「一応、覚えていた方がいいじゃろ」
10分くらいで使えるようになった。
「玉藻、出来たよ〜」
「さすが妾の主じゃ」
覚える事も覚えたため、ミリーさんと合流しに向かう
「ミリーさん、終わったよ」
「すぐに覚えてシゴキがいがないのじゃ」
「レーヴェくん、海で使えるの?」
「使えないよ」
「予想通りね」
ミリーさんから幻獣の卵を受け取る。幻獣の卵は赤くてノワールと同じくらいの大きさ
「ノワール、卵で遊ばないように」
「にゃ〜」
街の宿に戻り、話し合い
「幻獣の卵が産まれたら大丈夫だと思いたいわ」
「幻獣は珍しいからのぅ」
「船なら覚悟を決めたよ」