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再び精霊界へ2

現在移動中、火の精霊の領域に向かっている。


「光の精霊の領域はダメなの?」

「私が闇の精霊獣だからよ、あいつら頭の固い頑固なやつらしかいないんだから」

「ホッホホ〜そうじゃのう、わしもあいつら嫌いじゃ、光の精霊王は現状嘆いているだけで何もしないからのう」

「闇の精霊王は自由気ままな感じだったよね」

「レーヴェくん、闇の精霊王に会ったの」

「会ったよ、言ってなかったけ?」

「聞いてないような」

「ホッホホ〜、向こうでは話せないように制約でもしてあったんじゃろう こちらにいれば制約は無効になるしのう」


歩いていると、白いうさぎがこっちを見ていた。


「レーヴェ、構えるんじゃ」


うさぎはこちらに向かって飛んで来たと思いきやものすごい速さで飛び蹴り、シルバースフィアや銀狼を出す暇がないため、避けることに集中した。


「ッチ、避けたか 人間」

「見た目可愛いのに怖いよ」

「ホッホホ〜あれは光の精霊獣じゃ」

「ここ、土の精霊の領域だよね」

「あやつは光の精霊獣の中でもアウトローなやつなんじゃ」


シルバースフィアを盾に変えて、構える


「オレの蹴りかお前の盾、勝負といこうぜ」


うさぎの蹴りに合わせて盾技『カウンターバッシュ』相手の物理攻撃を跳ね返す。『パリィ』よりも高難易度の技で勝負


うさぎの蹴りとレーヴェの盾が打つかり合い、レーヴェは後方へ足を引き摺り、うさぎは遠くへ飛んでいった。


「レーヴェ、斬ってもよかったのよ」

「殺しちゃ不味いでしょ」

「ホッホホ〜、精霊界では精霊は死なんよ、死にはしないが新たに生まれ変わるのが精霊なんじゃ」

「妖精族やハイエルフが死んだら精霊になるって伝承は?」

「ホッホホ〜、精霊になった者もおる 全員がなったわけじゃないのう」


うさぎの襲撃が終わり、歩いていると段々と暑くなってきた。


「火の精霊の領域が近いのう」

「近いと暑くなるんだ」

「確かに暑いわね、レーヴェくん、水分補給は大事よ」

「はーい」


小まめに水分補給、アイテムボックスに入れてある水筒の水を飲む


「この前みたいに精霊王の右腕とかいうヘビみたいなのは出てこないね」

「あれは龍よ、ヘビみたいな姿だけどね」

「レーヴェは恐れを知らない性格じゃのう」

「ワイズ、僕だって怖いものはあるよ」


今回の目的ってなんだたっけ?


「着いたわよ、ここが火の精霊の領域よ」

「砂漠並みに暑いわね」

「ここを抜けると闇の精霊の領域じゃよ」

「ノワール、里帰りでもする?」

「しにゃいわよ」

「何か飛んで来てるわ」


ミリーさんが言う方角に目を向けると紅い炎のような物が遠くに見えて、こちらに向かって来ている


「レーヴェ、ミリー、我らに任せよ」

「おじいちゃん、私も任せていいかしら」

「ならん」


紅い炎は僕たちの前に降り立った。


「ここは火の精霊の領域、人間が入っていい場所ではない」

「ワイズ、あの鳥さん、燃えてるよ焼き鳥になってないよ」

「レーヴェ、あれは朱雀、ヘビって言ってたおった青龍と同じ精霊王の右腕じゃ」

「ヘビと同じくらい強いんだ」

「青龍をヘビ呼ばわり、面白い 我が炎を凌いでみよ」


朱雀は空へと舞い上がった。


「レーヴェくん、焼き鳥はダメよ 後で謝った方がいいよ」

「うん」

「レーヴェ、どうすんのよ」

「ノワールが力を貸してくれたらいいだけだよ」

「仕方ないわねぇ」

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