表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/134

免許皆伝

村で済み始めてから1月が経った。


「えっと、ガロックさんこれは?」

「レーヴェの刀じゃな」

「使いこなせないと思うよ」

「ヤマダから雷鳴一刀流の型を習ったじゃろ」

「うん、攻撃の型が6番、防御の型が4番まで毎日やってるよ」

「免許皆伝じゃそうだ」

「免許皆伝って卒業ってことじゃない」


納得いかない僕はヤマダさんの家に向かう


「お邪魔します。」

「あらあら、レーヴェくん、主人は居間にいますよ」


出迎えてくれたのはヤマダさんの奥さんの白雪さん、髪も肌も雪のように白くて綺麗な人だ。


白雪さんに案内されて居間に行くとヤマダさんが座って待ち構えていた。


「レーヴェ殿、不満のようでござるな」

「型しか教えてもらってないよ」

「雷鳴一刀流は型を中心に独自で進化させて行く流派でござる。」

「戦いながら自分にあった技に進化していけばいいんだね」

「そうでござる。それにレーヴェ殿は2年という期間しかないなら一刻も早く色々な土地へ行き見聞を広めるべきでござる」

「解りました。今までお世話になりました。」

「お世話になったのはこちらの方でござる。妻も太陽を気にせずに、歩けるようになったでござるからな」


僕とミリーさんは次の日に村を出る準備、ガロックさんはもう1日滞在してからシャムロック王国の王都、ミラお姉ちゃんに会いに行くらしい


「ガロックさん、王都に行くの大丈夫?」

「なに、リリーナに手紙を送ったから大丈夫だ」


リリーナさんというとお父さんたちのパーティーメンバーだった『聖女』の人だ。


次の日、僕とミリーさんはヤマダさん一家とガロックさんに見送られながら旅立った。

白雪さんは日傘を差しており、ヤマダさんは泣きそうな顔している。


ガロックさんから貰った刀の名は『銀狼』この刀、シルバースフィアに使った技術を使っているのと大和国っぽい名前にしたかったから


「また、来ます。」

「ヤマダ、またね〜」


村から出て道なりを進み『大和国』には2大都市『西都』と『東都』があり、『西都』を目指すことにした。


「にゃ〜」

「ホッホホ」

「ミリーさん、何かが来るよ」

「そうみたいね」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ