プレゼント完成
空き家に戻って来てからガロックさんは日傘の設計図をあっという間に完成させた。
「それより、レーヴェ 属性の付与だが何年持つ?」
「う〜ん、ノワールどう?」
「にゃ〜」
「今の僕だと半年だって」
「なら別のアプローチを考えねばならんな」
僕とガロックさんは考え、ダイゴくんとサクラちゃんはちんぷんかんぷん
「ただいま〜、どうしたの?」
「ミリー、知恵を貸せ」
ガロックさんは日傘の話しをすると
「使う時だけ発動するようにしたらいいんじゃない、常時発動してると半年よりも早くダメになるわよ、魔道具にしてしまえば?」
ミリーさんの一言でガロックさんは閃いたようだ
「レーヴェ、魔石はあるか?」
「あるけど」
僕は手持ちの魔石をアイテムボックスから出すと
「どれも魔力が入っているな」
「魔力抜きね」
「頼んだぞ、これとこれとこれじゃな」
ガロックさんはサハギンの魔石をミリーさんに渡すとミリーさんは家から出て行き、ガロックさんは設計図を描き直し日傘の骨枠を作り始めた。
僕たちは邪魔にならないように家から出た。
ダイゴくんとサクラちゃんと話しているとミリーさんが帰って来た。
「はい、レーヴェくん」
「青かったのに透明になってる」
「レーヴェくんはその魔石に闇属性を付与するの」
透明の魔石を受け取り、早速闇属性を付与すると透明の魔石は黒になった。
「あと2つね、よろしく」
残りの魔石に闇属性を付与すると立ち眩みがした。
「中々の濃さね」
ミリーさんに魔石を渡してからダイゴくんとサクラちゃんも一緒に家の中へ入ると
「骨組は完成じゃな」
翼膜を加工して、骨組みに張っていく、最後に柄の部分に魔石を入れて完成した。
その後、日傘をプレゼントされたダイゴくんとサクラちゃん、2人のお母さんは日傘のおがげで日中も出かけることが多くなったとさ