大和国に到着
船に乗ってから5日目ようやく、揺れない地面に足を着けることが出来た。
出航してからのレーヴェはベッドでずーっと寝ていた。ミリーは魚釣りなどして楽しみ、ノワールとワイズは釣られた魚を食べていたりとそれぞれ楽しんでいた。
「帰りは船に乗りたくない」
「それはレーヴェくんの修行しだいね」
大和国に到着した2人は早速、ご飯を食べにお店へ
「レーヴェくん、そんなに食べれるの?」
「ずっと食べてないから食べれるよ」
レーヴェは5人前をぺろりと平らげた。
「これからどこに行くの?」
「そうね、剣術の修行かな、魔法は私とノワール、ワイズが教えるから」
店を出て目的地まで歩くこと4日間、ようやく目的地へ到着した。
「ミリーさん、村ですよ」
「ここであってるわ」
村の中へ入る。船で到着した時から大和国の人たちの服は独特で変わっている。
「ここに来るのも久しぶりね」
村の中で1番大きな家に到着、家の扉が開き中から狼獣人のおじさんが出てきた。片腕は鎧のような腕をしている。
「ミリー殿の魔力とマリーナ殿に似た魔力を感じたでござる」
「久しぶりね、ヤマダ この子はレーヴェ、クライドとマリーナの子供よ」
「ほう、その年で中々鍛えられているでござる 拙者はヤマダ、よろしく頼むレーヴェ殿」
「こちらこそ、よろしくお願いします。ヤマダさん」
ヤマダさんの鎧のような腕はガロックさんが作った試作段階の腕で義手と呼ばれるらしい
「数日したらガロック殿も来るでござるよ」
ヤマダさんは結婚していて奥さんと子供が2人いる。僕とミリーさんは村にある空家で寝泊まりすることになり、明日からヤマダさんに修行をつけてもらうことになった。
「ガロックさんも来るんだ」
「ヤマダの腕のメンテナンスね、あとシルバースフィアのメンテナンスもよ」
「そうなの?」
「ガロックとは手紙でやりとりしてるのよ」
ちなみにヤマダさんはヤマダ・イチロウという名前でイチロウが名前なんだけど、こっちの大陸で冒険者ギルドで冒険者カードを作った時にヤマダ・イチロウのままでみんなヤマダが名前だと勘違いしていたらしい、訂正されることもなく引退して故郷に帰り今では村長をしている。




