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精霊界へ4

ニュクスさんのお家に行くことになった。精霊王だからお城に住んでるのかな?マルタ王国のお城は見たことあるけど


「着きましたわ」


ニュクスさんのお家は村の家と対して変わらない大きさの家だった。


「レーヴェ、お城だと思って期待してたんでしょ」

「うん」

「それで感想は?」

「住むならこのくらいの大きさが1番だと思うけど」

「そもそも、私たち精霊に家なんて必要ないのですよ、人の真似をして作ってみただけなのです。」


ニュクスさんのお家の中へ入り、客間のような場所でテーブルに着く


「レーヴェくんはどうしてここまで来たの?」

「ミリーさんに強くなるならと」

「あ〜『精霊の愛し児』のエルフのことね」

「そうです」

「あの子ならどの精霊の王と契約できそうなんだけど最終的には本人しだいなのよ」


戻った時にミリーさんに話してみないと


「レーヴェも資格ならあるわよ」

「そうなの?」

「そうね、レーヴェくんなら大丈夫そうよ、魔力量は多いし、あとは魔力の味しだいね」

「魔力に味なんてあるの?」

「あるわよ」

「精霊や属性にもよるがわしらはレーヴェの魔力は美味だと感じている」

「精霊にも個性があるんだね」

「個性が現れるのは中級精霊からですよ、下級精霊には個性はありません。私もレーヴェくん魔力の味を確かめます。」


ニュクスさんは僕の右手を手に取り、人差し指を吸い始めた。僕のあそこももぞもぞしている。


「とても美味です。私もレーヴェくんと契約したくなりました。」

「お母様はダメよ」

「なぜですか」

「レーヴェは修行の身よ、今は我慢して欲しいわ」

「心身を鍛えるのに適した時期じゃからのう」

「それなら、私の加護を授けます。」

「加護くらいなら」

「大丈夫じゃない、お母様は精霊の王なのよ、」


ニュクスさんは部屋を飛び出して何処かへ、部屋の奥から変な音がしているが鳴り止んだ。


「あったあった、これよこれ」


ニュクスさんの手には小さい物がある。


「これは大和国にある御守りと呼ばれる物なの、この御守りを使えば私を召喚できるようにしておいたわ」

「ありがとうございます。」

「その変わり、3回しか私を呼び出せれませんから」


この御守り凄いな


「お母様!!」

「家出娘、あれはレーヴェくんがどうしても力が必要な時に使うように言って置くように」

「解りました。レーヴェも聞いてたでしょ」

「うん、本当に力がないとみんなを護れない時に使います。」

「そうしてちょうだい」


僕たちはニュクスさんのお家から出て、帰ることにしたのだが


「どう帰ればいいんだ?」

「知識を貸そうかのう」

「ワイズ、お願い」

「ふむ、帰る場合はこちらから『精霊門』を作り出して帰るしかないのう」

「僕に作れるの?」

「可能じゃ」


ワイズの指示通りにしていき、準備が整った。


「わしとノワール、レーヴェの魔力を1つにするんじゃ、術者は行きたい場所を念じるんじゃ」 


ミリーさんが送り出してくれた場所を念じながら魔力を出して、門の形に形成していく


「今じゃ」

「『精霊門』」


来る時と同じ門が出来上がった。 


「ノワール、ワイズ、行くぞ」 


僕たちは精霊門を潜った。


精霊門を潜った先は夕陽が沈み掛けていた。


「ミリーさん」

「レーヴェくん、おかえり 良いことがあったみたいね」

「うん、それと」


僕は腕を出すと空からワイズが腕に着地


「光の精霊獣のワイズ、契約したんだ。」

「ちょっと待って、レーヴェくん 契約は1人1体じゃないの?」

「違うらしいよ」


街に向かって歩きながら精霊界であった事をミリーさんに話した。




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