そろそろ次へ
王都に帰って来たのはお昼頃だった。冒険者ギルドで報告しに向かう
「依頼達成よ」
「早くないですか?」
「夜襲で仕掛ければすぐよ、ほとんどレーヴェくんが倒したけど」
「えっとゴブリンキングが1体とゴブリンナイトが5体の死体を持って帰ってるよ」
「解体場に行きましょう」
解体場に行き、アイテムボックスからゴブリンキングとゴブリンナイトの死体を出した。
「一撃?」
「ゴブリンナイト2体だけ魔法を当ててるわ」
「大鎌なら首だけ切りやすかったよ」
「あ〜はっははは」
「キングがいる集落に金貨10枚って貴族の癖にケチよね」
「冒険者ギルドから苦情を言っておきますね」
依頼は完了し合計金貨20枚と銀貨50枚が手に入った。
ギルドから出たあと食事処で遅めの昼食
「そろそろ、港の方へ行こうか」
「うん、海を見てみたい」
ミリーさんは地図を出して王都から港がある街までの道のりを調べる
「まっすぐ歩けば着くけどそれじゃ面白くないわ」
「河は海に繋がっているからイカダで行くの?」
「そっちの方が早く行けるからね」
明日、出発する事になり今日は食料や消耗品の買い出してから宿でゆっくり休むことにはならなかった
「まだ時間があるし、冒険者ギルドで模擬戦しましょうか」
「え!?」
冒険者ギルドに入り、地下へ行くと色々な人が剣を振っていたり、魔法で的を当てていたりと訓練場だった。
「レーヴェくん、木剣でいいわね」
ミリーさんから木剣を投げ渡されて、開始の合図もなくミリーは攻めて来た。
僕は受け止めてからバックステップで距離を取り体勢を立て直し、すり足で様子見をしながら動く
「『ウインドブラスト』」
ミリーさんは風魔法を放つが
「『黒門』」
闇魔法『黒門』 ウォール系魔法に似せた僕が考えた闇魔法 壁に当たると全ての魔法を吸収するだけ。
「ずるいわよ」
「ずるくない」
その後はお互い身体強化以外は無しとルールを作って、いい勝負をしたと思う
宿に帰って夕食を食べてから部屋のお風呂へ
「ミリーさん、1人で洗えるよ」
「お姉さんがやってあげるわ」
ミリーさんに背中を洗われて
「前は自分で出来るから」
「私の背中を洗ってね」
ミリーさんの背中を洗う、シミひとつない綺麗な背中を泡まみれにするのはなんだか
「あん」
「へ、ごめんなさい」
「男の子だもんね、女の子の身体に興味あるよね」
「僕にはまだ早いですよ」
男と女の身体の違いを教わるのだった。