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イカダ

マルタ王国もシャムロック王国と同じで領地は貴族が預かっている。その中には亜人嫌いで亜人相手に通行料を上げたりしている街はある。

だいたいそういう事をしているのは貴族派と呼ばれる派閥らしい、通り過ぎた街はそういう貴族派の貴族の領地の街らしい。


政治関連の話はよく分からないけど、覚えておいて損にはならないと思う


「モンスター出てこないですね」

「街道はちゃんと整備されているし、植えてある木は下級モンスターくらいなら逃げ出す臭いを出しているのよ」


下級モンスターはDランクの冒険者がソロで討伐出来るくらい、ゴブリン、コボルト、スライム、オークもかな?


「ミリーさん、オークは下級モンスター?」

「オークはどちらかというと中級モンスターね」

「なるほど」

「でもね、貴族の馬車とか商人の馬車を狙う盗賊がいるから戦わないと行けないわよ」

「人と戦うことになるんだ」

「ここ30年くらいは戦争がないから比較的平和なのよ、貴族が関わらない限りね」


人と戦う覚悟をしないと冒険者としてやって行けないと思った。


「にゃあ~」

「その時はノワールにも手伝ってもらうから」


肩から顔を出したノワールの頭を撫でた

それにしても平和過ぎる


「王都まであと2日くらいね」

「2日くらいなら大丈夫だよ」

「それがね、今日中に到着する方法があるとすれば」

「早く到着したら王都の観光が出来る。」

「レーヴェくんを鍛えるのと見聞を広めるのがこの旅の目的だからね お姉さんの本気を見せてあげる」


ミリーさんについて行くと大きな河に出た。ミリーさんから地図を手渡されて僕なりに確認すると


「今はこの辺りだから、川をなぞっていけば海に出るよね」

「王都の場所がここだから、ここで降りて歩けばすぐでしょ」

「これだと早く到着できそう」

「さっそくイカダ作りね」


ミリーさんの指示で同じくらいの太さの木を4本、シルバースフィアを戦斧に変えて斬り倒し、風魔法で樹皮を剥いでいく

残りはミリーさんが魔法で繋げて、バラけないようにしていく


「後は部分強化で河まで運んで乗るだけね」


2人で完成したイカダ運び、乗り込んだ。河の流れに身を任せて進むのかな?


「水の精霊たち、お願いね」


イカダの速度は急に速くなり、向かい風が強くて目が開けられない


「レーヴェくん、風魔法『ウインドシールド』を張れば向かい風を相殺出来るわ」


僕よりも大きい盾をイメージしながら『ウインドシールド』を使うと見えない風の盾のおかげで目を開けることができる


「景色が速く変わって行く」

「これから先、もっと速い物に乗れると思うわ」






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