魔力測定不能
冒険者ギルドの中に入ると人で賑わっていた。
「この時間帯なら当然ね」
ミリーさんの後について行く。
お父さんとお母さんに冒険者ギルドの事を聞くと頑なに教えてくれない、アーサーお兄ちゃんに聞くと教えてくれた。
アーサーお兄ちゃんが言っていたような感じだ。
ミリーさんはカウンターに行き
「素材を売りたいのだけれど」
冒険者カードを見せて、にっこりスマイル
「レーヴェくん、行くわよ」
冒険者ギルドの奥に行くとモンスターを解体している場所に到着した。
「レーヴェくん、出して」
「はーい」
とりあえずオークと上位オーク、オークキングを出した。
「睾丸もあるわ」
アイテムボックスからオークキングの睾丸を取り出した。
「全部で金貨300枚でどうでしょう」
「妥当な所ね」
交渉は終わり、最初のカウンターまで戻ると受付けの人がぎっしり詰まった袋を持って来た。
「金貨300枚でございます。」
「はいはい、ありがとう」
ミリーさんは金貨が詰まった袋を受け取り、別のカウンターへ
「この子の冒険者登録お願い」
「ステータスカードをお預かりしますね」
僕のステータスカードを受付けのお姉さんに渡した。
冒険者ギルドへ登録出来るのは10歳からでステータスカードがあれば誰でも登録出来る。
「この水晶に魔力を流してください」
透明な水晶に魔力を流すと・・・・ポンっと爆発して水晶が壊れた。
「あれれ、不良品だったのですかね?新しいのを用意しますね」
受付けのお姉さんは新しい水晶を持って来た。
「今度こそ大丈夫だと思います。」
水晶に魔力を流してみると・・・・・ポンっと爆発した。
「魔力量の計測不能ですね」
僕の冒険者カードは完成した。
冒険者カードには名前と年齢、職が書かれている。
次に冒険者ランク、普通はEから始まるらしいけど僕の冒険者ランクはDになっている。
最後に魔力量と得意属性になるのだが、計測不能だから何も書かれていない。
「レーヴェくん、宿を探しに行くわよ」
「はーい」
冒険者ギルドを後にした。
時間も時間で空いてる宿を探し周りようやく1軒だけあったけど高級宿だった。
部屋にはお風呂が付いてあり、食事は部屋まで運んでくれる。1人1泊金貨2枚で高い
食事を食べた後、ミリーさんとお風呂へ
ミラお姉ちゃんと比較できないくらい大きい
「どうしたの?」
「どうもないよ」
ベッドで眠り、翌朝、街を出た。




