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ミラ、王都へ2

屋敷に入ると私はメイドの人に連れて行かれて服を脱がされて温かい水の中に入れられて身体や髪を洗われる。

その後は身体を柔らかいタオルで拭かれて、髪を乾かしてもらう、筒状の物から風を起こしているみたい


「これですか、これは髪を乾かす魔道具でございます。」

「そうなの、弟は魔法で私の髪を乾かしてくれるわ」

「魔法の才能に恵まれた方なのですね」

「ええ、自慢の弟よ」


新しい下着とドレスを着せられる。ひらひらしているのが気に入らない

メイドに連れられて別の部屋へ連れて行かれる。


「旦那様、ミラお嬢様が入られます。」


扉の向こうから返事があったため、扉が開かれる。


扉の向こうには見たことのないドレスを着ているお母さんと立派なヒゲをした白髪の男の人とお母さんや私と同じ赤い髪をした綺麗な女の人が座っていた。


「ミラ、ご挨拶を」

「ミラともうしますわ」


ガンダルフ先生のマナー講座で学んだカーテシーをすることも忘れていない。


「私は元ヴェルゲート侯爵、アレス・ヴェルゲート、マリーナの父でミラの祖父になる。」

「あなた、堅苦しい挨拶なんですから 私はマーサ・ヴェルゲート、ミラちゃんのお祖母さんにですよ」

「えっと、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん?」


お母さんは笑っている


「ミラ、身内だけならその呼び方でいいけど、外ではお祖父様、お祖母様と呼びなさいよ」


お母さんの実家ヴェルゲート侯爵家はお母さんの1番上のお兄さんが継いでいる。お姉さんが1人いるらしいけど嫁いでいるらしい

ヴェルゲート侯爵家は魔法で有名な家系らしい


「お母さん、私、『剣聖』だから場違いじゃない?」

「ミラ、魔法だけならアーサーやレーヴェの方が上だけど、ミラならあれが出来ると思うから実力だけならヴェルゲート侯爵家より上よ」

「あれ?」

「ミラ、ガンダルフから何を学んだのよ」

「魔力操作と『魔術師殺し』のやり方」

「『魔術師殺し』から魔術師殺しを学んでる時点で魔法使いは負けるのよ」


相手の詠唱よりも早く接近して叩く、アーサー兄、レーヴェは詠唱破棄、無詠唱当たり前とか言い出して接近戦も出来るから対処される。


「ミラの子供は他にも?」

「そうですよ、お父様、ミラの3つ上に長男のアーサー『聖者』、ミラの2つ下にレーヴェ『魔法戦士』なんです。」


お祖父ちゃんとお祖母ちゃんは腰を抜かしてしまった。


「あの人との子ですからね」

「クライド殿下との子ですか」

「マリーナ、今の王家の事を分かっているのか」

「えっと第2王子が死んだ事しか」

「そのせいで第1王子派と第3王子派の派閥争い、おまけに第1王女派も頭角を現してきた。」


第1王子は脳筋、第1王女は生真面目、第2王子はクズ、第3王子は消息不明 クライド殿下?クライドってお父さんの名前じゃない?


「お母さん、お父さんって王子なの?」

「そうなのよ、アーサーとレーヴェには内緒で」

「それはいいけど」

「マリーナ、話していなかったの?」

「話す必要が無かったから」

「じゃあ、レーヴェが王様になればいいのよ レーヴェなら全員的にしても勝てるわ、私が鍛えたから」

「ミラ、簡単な話じゃないのよ」

「この話はリッターが帰って来てからにしましょうか」


難しいお話は終わり、今日から使う部屋に案内された。

綺麗な広い部屋でホテルの部屋よりも大きいけどレーヴェがいないと寂しくなる。

いつもの服に着替えて、『ワイルドウインド』を帯剣して先ほどいた部屋へ行き、ノック 返事があり中に入るとお母さんがまだいた。


「お母さん、剣を振りたい」

「とっておきの場所があるわ、行きましょうか」


お母さんに連れられて別の場所へ向かった。





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