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ミラお姉ちゃんと模擬戦

新しくなったシルバースフィアを受け取り家に帰った。


「ミラお姉ちゃん、わくわくしてるのはいいけどガンダルフ先生の勉強があるよ」


模擬戦はお昼からなのに今から楽しみにしている脳筋で可愛いミラお姉ちゃん


「僕も少しくらい勉強を教えるからね」


ガンダルフ先生はミラお姉ちゃんにアーサーお兄ちゃんは僕に勉強を教えることになった。


「全部合ってるね、レーヴェは凄いよ」

「アーサーお兄ちゃんの教え方が分かりやすいからだよ」


どこの学校にも入学後に試験があり、冒険者や騎士になる人は簡単な問題と模擬戦でクラスを分けられる。

アーサーお兄ちゃん場合は専門の難しい試験だったらしい

僕とミラお姉ちゃんは簡単な問題と模擬戦だけで済むよね マナーの方は?


「アーサーお兄ちゃん、マナーの方は?」

「それはね、社交界に出たり王族や貴族と謁見する時に必要になるから覚えておかないといけないんだ」

「謁見するか分からないのに?」

「僕の通っている学校だと成績上位者は領主である貴族の屋敷に呼ばれるみたいなんだ」


う〜ん、成績はそこそこにしておかないとダメそうだな


「レーヴェ、成績は上位の方がいいんだよ、寮の部屋がね 成績で良くなるんだよ」

「それなら、頑張るしかないよね」


朝の勉強が終わり、家族で昼食を食べてからガロックさんの所へミラお姉ちゃんと向かう

お父さんは畑で収穫の仕事、お母さんとアーサーお兄ちゃん診療所で見に来れない


「ガロおじ、来たわ」

「ミラ、坊主、さっさと行くぞ」


ミラお姉ちゃんは模擬戦がやりたくてしょうがない、ガロックさんは新しくなったシルバースフィアの性能が見たくてわくわくしているようだ。


森の中にあるいつもの場所に到着、僕とミラお姉ちゃんは身体をほぐして準備運動をする。


「ミラ、坊主、そろそろいいか」

「OK」

「いつでもいいよ」


ミラお姉ちゃんと距離を取り、お互い武器を構える。ミラお姉ちゃんはワイルドウインドを僕はシルバースフィアを槍に変化させると普通の長さの槍になった。短槍とはお別れだね


ここで剣聖になってからのミラお姉ちゃんのよくやるパターンが何種類かある。

1:足に部分強化と風属性を付与しての速攻パターン、何回も対処出来ているから大丈夫

2:遠距離からの『飛翔斬・乱舞』で近づけさせないパターン、これはミラお姉ちゃんが勝手に体力が尽きて自爆するから別にいいとして

3:普通に攻めてくる。職業補正のせいで確実に負けるんだよね


「それじゃ、始め!!」


僕とミラお姉ちゃんは足に部分強化をして剣と槍がぶつかり、お互い後方へ下がり次の一手


「「 武技『飛翔斬』 」」


ミラお姉ちゃんは剣から飛翔斬を僕は槍から飛翔斬を放ち相殺

ミラお姉ちゃんは部分強化をしたまま突っ込んで来たため、右手に手甲、左手を盾に変化させて盾で剣を受ける。


「『ファイアフィスト』」


右手の手甲に火属性を付与して魔法として放つ、拳の形をした炎の拳はミラお姉ちゃんに命中しなかったが驚かせる事は出来た。


「武技『疾風剣』」


とてつもない速度から繰り出される必殺剣は盾で凌げた、僕のパリィでは反応に遅れて失敗するのが分かってしまう。

今度は短剣2本に変化させて、足に部分強化と風属性を付与してミラお姉ちゃんのマネ高速戦闘をする。

ミラお姉ちゃんも足に部分強化と風属性を付与して対抗する。

手数はあるが一撃に欠け、ミラお姉ちゃんの方は一撃はあるが当てれない


結局、決着が着くことはなかった。


僕は満足したがミラお姉ちゃんは納得できていない












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