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ミラお姉ちゃんは剣聖

年が明け、僕とミラお姉ちゃんはまた1つ歳が上がった。

ミラお姉ちゃんは10歳、ステータスカードを貰える歳になったのだ。


「今年はミラだけだし、明日には帰ってくる」

「レーヴェ、凄い職になるわ」

「ミラお姉ちゃんなら大丈夫だよ」


お父さんとミラお姉ちゃんは走って村を出て行った。


「今のミラなら大丈夫でしょ」

「お母さん、魔力操作の練習をしたから?」

「それもあるけど、魔力操作の応用 魔力制御も訓練させたから」

「ミラお姉ちゃんいつも倒れてたね」

「アーサーならそんなことないのよ、ミラは少し頭が筋肉だから」


今日はお母さんのお手伝い、乾燥させた薬草を乳鉢に入れて乳棒で粉々にする作業 これが回復ポーションになるから勉強になる。

蒸留水に魔力を注ぎながら混ぜて、魔力水を作り粉々にした薬草を混ぜて回復ポーションの完成


この村で作るならあとはアンチポイズンくらいだけど、毒を持った魔物はいないため、間違えて毒きのこを食べた時くらいしか使う所がない


次の日の夕方頃にお父さんとミラお姉ちゃんは帰って来た。

その日の夕食の時にミラお姉ちゃんの職を教えてもらったんだけど


「『剣聖』になったわ」

「俺と同じだ」


お父さんは誇らしげだがミラお姉ちゃんは嫌そうな顔をしている。


「ミラは王都の学校に通わないと行けなくなるわね」

「え!!」

「強い職や珍しい職は王都の学校に通うことなる」

「アーサー兄は領都の学校だったでしょ」

「アーサーの場面は教国の連中に誘拐される恐れがあるからな、出来るだけ近い方がいいそれにアーサーの職は隠しているしな」

「レーヴェに会えなくなるのが嫌」

「ミラはレーヴェ大好きだもんね」

「どうしたもんだか」


アーサーお兄ちゃんの事情とミラお姉ちゃんの我儘では全く違う


「ミラお姉ちゃん、僕も王都の学校に行けるように頑張るから我慢してくれる?」


僕が入学したタイミングだとミラお姉ちゃんは最高学年になってるから1年だけなんだよね


「レーヴェ、約束よ 絶対に王都に来るのよ」

「頑張るよ」


ミラお姉ちゃんと約束した。

お父さんとお母さんはあきれてたけど


「まぁ、レーヴェなら大丈夫だと思うわ」

「そうだな、俺とマリーナの息子だからな」


夕食が終わり、お湯でタオルを濡らして身体を拭いて寝るだけなんだけど


「レーヴェ、拭いて」

「ミラお姉ちゃん、自分で出来るでしょ」

「レーヴェがやってよ」


服を脱いだミラお姉ちゃんの身体をお湯で濡らして拭いていく

前に川で見た時よりも丸みがあるような


「レーヴェ、くすぐったい」

「ごめん」


ミラお姉ちゃんを拭き終わると


「次はレーヴェね」

「自分で出来るよ」

「ダメ」


ミラお姉ちゃんに言う事を聞くことにした。


「レーヴェって男の子なんだね」

「どういうこと?」

「なんでもない」


拭き終わると着替えて、桶を台所まで持っていってから寝る、いつも通りミラお姉ちゃんに抱きしめられながら



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