水責め
魔力を使った技を魔技と呼び、気を使った技を武技という、部分強化は魔技の部類に入る。
ここで疑問が生まれる両方使えばいいんじゃないか
「『パリィ』」
シルバースフィアを盾に変えてオークの攻撃を防いでいるが、弾いても逸らしてもダメージは残る 後方に下がり、息を整える
「はぁ はぁ 」
オークはにやりと笑いながら近づいてくる。初級魔法だとオークにダメージは与えることが出来ると思うけど掠り傷程度なら
「『ファイアボール』『アクアボール』」
オークに直接ぶつけて爆発させたが結果は武器の棍棒を破壊したくらいでオークにダメージはない
「『ホール』」
下級土魔法ホール、穴を開けるだけの魔法だけど消費する魔力量で大きさを変えれる。
オークがすっぽり埋まる大きさの穴にオークを落とし、生活魔法『クリエイトウォーター』を使い穴の中に水を入れて水責めをする。
水を流しているとミラお姉ちゃんがお父さんを連れて帰って来た。
「レーヴェ、オークは?」
「えっと、この中」
穴の中でオークはすでに水死体になって浮いている
「レーヴェ、人には絶対やるなよ」
「人相手に水は入れないよ」
シルバースフィアを縄に変化させてオークの首に引っ掛けて、お父さんがオークを穴から出した。
オークの肉はとても美味しいらしいのでアイテムボックスに収納して帰ることに
「ミラ、レーヴェ、明日から森の調査に入るから2人は森の中に入らないように」
オークが現れたから森の中で異変があるかもしれないから調査するらしい
村に帰ってからイノシシとオークの肉を切り分けて村中に配り、残りは塩漬けにして乾し肉する。
冬の森で出てくる動物なんて稀だからね
次の日、僕とミラお姉ちゃんは森に行けないのでガンダルフ先生の所で魔法の勉強
僕は闇属性魔法の訓練、ミラお姉ちゃんは魔力操作や魔力運用などの地味に難しい訓練
闇属性魔法を使えると便利だ、ガンダルフ先生の得意な魔法の1つ『ディスペル』実は下級闇属性魔法の応用らしく、僕も使えるようになった。
ガンダルフ先生に聞きたいことを聞いてみた。
「ガンダルフ先生、魔技と武技を同じ箇所で使う方法を教えて」
例えば足に部分強化、武技は気を腕から剣に伝えているこれを部分強化を腕と武技を一緒に使えないかって話
「ふむ、魔力と気は相反する存在でな レーヴェ、全身に気を張りめぐらせてから身体強化を使ってみるといい」
武技で使う気を全身に張りめぐらせ、身体強化を使ってみると解除された。
「解除されました。」
「そうじゃろ、右腕に部分強化、左腕に気を纏わせてみればいい」
ガンダルフ先生の言う通りにやってみると出来た
「決して混ざることはないが別々に使うことは可能なんじゃ」
帰りはミラお姉ちゃんをおんぶして帰ることになった。理由は普段から使わない頭を使いすぎたせい
「ミラお姉ちゃん、柔らかいんだね」
「いつも、硬いって言いたいの?」
「いつもはレザーアーマーを着ているからだと思うよ」
「レーヴェ、女の子は柔らかいのよ」




