表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
152/152

故郷での休暇2

村には帰って来たが朝からの訓練はルーティン化しており、僕、凛ちゃん、イリーナ、コーティ、伴助さん、ミラお姉ちゃん、ミュゼお姉ちゃん、それとアーサーお兄ちゃんまで混ざっている


「僕も忙しくても素振りと魔力操作はやっていたからね」


アーサーお兄ちゃんの突きはガンダルフ先生と同じでとても速く鋭い


「レーヴェ殿、あれでござるか」 

「そうだね、あれをやろう」


あれとはレーヴェと凛が王都に行く前に森に作った訓練場、元々は才賀の郷にあった物を伴助と凛の意見を取り入れ試行錯誤して作り上げている。

難易度は魔力を使っていいなら6歳くらいならクリアできるが数が多い、基礎体力向上目的で作っているため、お父さんたち、村の自警団も使っているし、村に近い所は村の子供たちの遊び場にもなっている。


「魔力の使用は禁止で基礎体力向上を目的に作っているからね」


全員で順番に始めたがイリーナ、ミュゼお姉ちゃんは腕の筋力がなく、アーサーお兄ちゃんは持久力が課題なのが分かった。


「素振りと走るで全然違うね」

「アーサーお兄ちゃんが楽しそうで良かったよ」

「僕もミラとミュゼさんに付いて行くことになったからね、鍛え直さないと」

「ちょっと、アーサー兄、聞いてないんだけど」

「アーサー様、一緒に来てくださるのですね」


ミラお姉ちゃんとミュゼお姉ちゃんで反応が違う


「レーヴェくん、ミュゼさんはアーサーさんに恋してるんだよ」

「え、そうなの?」

「レーヴェって鈍感だよね、たまに天然だし」

「それもレーヴェさんの良いところですわ」


昼はガロックさんにそれぞれの武器を預けてメンテ、場合によっては新しく作ってくれる。


「シルバースフィア、銀狼、問題はないな」

「ガロックさん、シルバースフィアで色んな事が出来るんだけど」

「レーヴェには言い忘れていたが、シルバースフィアはスライム武器と呼ばれる古代武器になる。シルバースライムのコアを使っているからな」

「なるほど、シルバースフィアが1番最初の相棒なんだ」

「確かに意思があるから相棒ちゃ相棒じゃな」


凛ちゃんの忍刀の新調、コーティのレイピアはシャムシールに変わるみたい


「ミラ」

「何?ガロおじ」

「ワイルドウインドはもう寿命じゃ」

「ワイルドウインド以外の剣は無理よ」

「なぜ、戦い方を変えた、それがこの証拠じゃ」

「レーヴェに勝つためよ、レーヴェと何回か模擬戦をしたけど勝てなかったのよ」

「ミラよ、冷静になって自分を見つめ直せ、頭が冷えたまた来い」


ミラは森に向かって駆け出した。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ