レーヴェ記録を塗り替える2
10階層のボス部屋の中にはホブゴブリンとゴブリン10体、この間来た時と変わっていない
「魔力と気は同時に使えないとか言ってたけど、実験に付き合ってくれゴブリン」
レーヴェは魔法を使い全身に風を纏わせて、ゴブリンへ接近し武技『スラッシュ』だけを使い11体のゴブリンたちを斬り捨てた。
「よし、次」
レーヴェの戦闘時間は5秒、次の階層へ向かった。
「フィクス、ついてこれてるか?」
「ピィー」
「ヘリオスは服の中にいてくれ」
「キュ〜」
「もっと速度を上げるから」
「ピィー」
レーヴェは『隠密』を使わず、全身に風を纏わせる魔法と部分強化だけを使い11階層を駆け抜ける
途中でレオニールたちを見つけたがここは『隠密』を使って駆け抜けた。
17階層で大量のオークの集団に出くわし、戦う選択しかなかったが
「キュ〜〜〜〜〜〜ガアァァァァァ」
ヘリオスのブレスで一掃、そしてオーク肉を大量にゲット、今回は睾丸なし
20階層のボス部屋の前で休憩中の凛ちゃんたちに遭遇
「レーヴェくん、遅かったね」
「1階層から走って来たんだよ ミラお姉ちゃんたちの記録を抜きたいからね 凛ちゃんたちは休憩?」
「うん、連携の再確認もあるから」
凛ちゃんたちのパーティーは斥候兼アタッカーの凛ちゃん、回復と補助のイリーナ、前衛で物理と魔法を両方こなせるコーティ、バランスはいい方
「先に行ってもいい?」
「いいよ、頑張ってね」
「レーヴェ、終わったらバーベキュー」
「いいよ、オーク肉が大量にあるから」
「レーヴェさん、気をつけて」
「じゃあ、行ってくる」
レーヴェは20階層のボス部屋の扉を開けて入ると扉は勝手に閉まり、そこに待っていたのは鎧を着たオークと普通のオークが6体 鎧を着たオークを『鑑定』するとオークナイト、オークの騎士らしい
「少し本気を出そうか『エアリアル』」
レーヴェの全身に風を纏わせ、シルバースフィアを大鎌に変化させ刀身には風属性を纏わせている
「行くぞ」
レーヴェは6体のオークが密集している中に入り込み、大鎌を振るとオークの上半身と下半身が分かれた。
残りはオークナイトのみ
「ブゥモォォォォ」
激昂したオークナイトはレーヴェを剣で斬りつけようと剣を振るが振る前に大鎌に剣も持った右腕を切り飛ばされた。
「怒って大振りになってるよ」
「ブゥモオオオオオオオオ」
「うるさい」
レーヴェはオークナイトの頭を斬り飛ばして次の階層へ向かった。




