レーヴェ記録を塗り替える1
入学してから2ヶ月が経ち、今は6月 中間試験というテストもあったが結果はレーヴェたちが上位を独占
今日の授業はダンジョンに潜ることになっているのだが
「リリーナ先生、僕だけ1人なんですけど」
「先生たちで色々話し合ったんだけど、レーヴェくんならここのダンジョンくらいならソロで攻略できるでしょ」
「できると思います。」
パーティーはクラスで3〜4人で構成する。
僕たちのクラスはアルティナがトップの女子のグループ、レオニールがトップの男子のグループ、ガトックがいるグループと僕たち
「リン、イリーナ、俺たちのパーティーが最下層までいけたら結婚してくれ」
「「 嫌 」」
レオニールは相変わらずだ、コーティは凛ちゃんと同じで綺麗な部類になるけど皇族だから畏れ多いみたい
それぞれのパーティーが10分ほど時間を開けて学校所有の初級ダンジョンへ入る。
凛ちゃんたちと僕は15階層まで行ってるため、10階層からスタートになった。
「レーヴェくん、先に行くね」
「レーヴェに追い越されないように頑張る」
「レーヴェさん、いってまいりますわ」
凛ちゃんたちはダンジョンの中へ
「レーヴェくん」
「何?ミリー先生」
「私とリリーナしかいないからいつも通りでいいわよ」
「30階層までの最速記録って知ってる?」
「そんなのあるんだ」
「6時間半よ」
「早いかどうか分からないよ」
「これ、ミラちゃんたちの記録ね」
ミラお姉ちゃんとミュゼお姉ちゃんの記録だろうな
「ミリーさん、ミント先輩の記録ってわかります?」
「そっちは7時間で歴代2位よ、どっちも2人パーティーね」
「1階層から行くよ」
「記録を作るのね、従魔はいいわよただし精霊魔法は禁止、精霊獣の力を借りるのもダメよ」
「了解、ノワールとワイズは待ってて」
「にゃ~」
「フォ」
ワイズは木の枝に止まり、ノワールは日向ぼっこ
「よっし、行ってきます。」
「「 行ってらしゃい 」」
レーヴェは駆け足でダンジョンの中へ突入した。
1から10階層まで『隠密』と『部分強化』だけで走破し、ボス部屋の前で順番待ち
「レーヴェ、あんた速いのね」
「1人だからね」
僕の次がアルティナのパーティー、順番になっている。
順番待ちの間に食事や消耗品の確認などやる事は多い
「あんたは確認作業しないの?」
「ここまで1度も戦闘してないけど」
「はぁ?」
「『隠密』で隠れて走っただけ、あと精霊魔法禁止だから『部分強化』しか使ってない」
「『隠密』使ってみてよ」
「はいはい」
レーヴェは『隠密』を使い気配を完全に消し、アルティナの髪の毛を三つ編みにしておいた。
「こんな感じ」
「凄いわ、気配もだけど存在その者を消した感じね」
「アルティナさんの毛を弄ったからお先に〜」
レーヴェはボス部屋へ向かった。
「アナさん、三つ編みになってますわ」
「ほんとだ綺麗な三つ編みになってる」
「レーヴェのやつ、いつの間に」




