休みの休日
レーヴェたちの休みの日も朝は早い
「レーヴェさん、何をおやりになっていますの?」
「おはよう、コーティ これは瞑想って言って身体の中にある魔力を動かしているんだ。」
お母さんやガンダルフ先生曰く魔力操作さえできれば魔力量の差を覆すことも可能らしい
ガンダルフ先生はともかく、お母さんの場合は圧倒的な物量差と魔法に追尾能力を持たせたりとやりたい放題、あれを捌く訓練はやばかった。
「私もやってみますわ」
コーティはレーヴェと同じように地面に座って瞑想を始めている。
「難しですわ」
「コーティはどうやって魔法を使えるようになったの?」
「それは頭の中で詠唱して放つのです。」
詠唱して魔法を放つ、これは正解だが実戦向きではない 安定した出力で安定した速度それだけ
レーヴェたち、マリーナやガンダルフから教えてもらった魔法は詠唱は必要なく、必要なのはイメージ
イメージ通りに放つために必要な魔力量は詠唱よりも多いがその分威力は保証されている。
「コーティ、的を作るから同じタイミングで『ファイヤーボール』を放ってみよう」
土魔法を使い即席の的を2つ作る
「イリーナ、合図」
「えっ〜と、よーいドン」
レーヴェとコーティはイリーナの合図で魔法を放つがレーヴェの方が先に放ち的を壊した。遅れてコーティも魔法を放ち的に命中はするが壊すことが出来なかった。
「レーヴェさん、詠唱は?」
「してないよ、魔法はイメージなんだ 明確なイメージを魔法にして放つ、イメージが悪いと詠唱よりも弱くなるけどね」
僕とイリーナはコーティに魔法について教える。
凛ちゃんは伴助さんと訓練中
朝の訓練が終わり、朝食
朝食後は勉強、予習と復習、読書をしたりする。
昼食だが休みの日は勝手に作るか外に食べにいくか
「今日は僕が作るよ」
と言うと誰も外に食べに行かなくなる
昼食後は自由行動、昨日ダンジョンに行ったから今日は完全にオフ日と決めている。
凛ちゃんと伴助さんは買い物に出かけ、イリーナとコーティもどこかへ出かけた。
玉藻はゴロゴロ、ミリーさんはふらっと出かけた。
僕はフィクス、ヘリオス、ノワール、ワイズと遊んでいる。
「フィクスもヘリオスも早く大きくなって、空に飛んでくれよ」
「ピィ」
「キュキュ」
ドラゴンの成長は遅い、僕の死ぬ間際に間に合うのだろうか
こうして休みの日は過ぎていった。




