レオニールまた、敗れる
次の日、レオニールは凛ちゃんに絡みに来るが凛ちゃんは簡単にあしらっている。
「熱烈だね〜」
「あきらめが悪いねぇ〜」
「レーヴェくん、イリーナ、助けてよ」
「リンがあしらっているし、そのうち根負けするよあれ」
「じゃあ、イリーナ、実技はあれの相手お願いね」
「巻き込まれた〜、レーヴェ助けてよ」
「授業の範囲なら自分で頑張って、学校を出てから仕掛けて来たらその時はその時だね」
実技の授業、今回は凛ちゃんやイリーナの方へ、僕は僕でアルティナの相手が面倒だから逃げるけどね
早速始めてる
「リン、俺と勝負だ 俺が勝てば妻になれ」
「イリーナ、相手をしてあげなさい」
「ちょっと、リン レーヴェも助けてよ」
「イリーナにはちょうどいい相手だと思うよ」
木の盾と木製のメイスを持ったイリーナとレオニールが模擬戦をする。
「レーヴェくん、イリーナの盾は?」
「『パリィ』の練習、武器を使った『パリィ』は高等技術だからね まずは盾で」
「レオニール相手に大丈夫?」
「レオニールの正解的に卑怯な手を使うのは嫌う、正攻法で戦うよ、動きは単調だからあとは馴れだね」
レオニールは開始の合図とともにイリーナに迫り、右拳のストレートを放つ、イリーナは盾で攻撃を受け流した。
「あ、ここ」
攻撃を受け流され、体勢を崩したレオニールの頭に木製のメイスを振り下ろして勝敗が決した。
「イリーナの練習相手にもならないね」
「レオニールは攻撃が単調というより素直なんだろうね」
負けたレオニールは数分後復活
「イリーナと言ったな」
「名乗ってないけど」
「俺と結婚してくれ」
「はぁ、あんたリンにも行ってたでしょ」
「リンにも求婚する。俺の国では重婚が認められている」
「ないわ〜ないない、女の敵ね」
「テレるなよ」
「テレてないわ、私にはレーヴェがいるの あんたより良い男よ」
あ、これ僕も巻き込まれた。
「俺がそのレーヴェを倒せば・・・」
レオニールは口から泡を吹きながら倒れた。
「悪寒がしたと思ったらレーヴェか」
「殺気をぶつけて黙らしたよ」
「レーヴェくん、凄い」
「レーヴェ、ありがとう」
レオニールは放置して放課後、料理研究会へ
「あら、貴方方は」
「コーティカルテ皇女殿下だったけ?」
「合っていますがここではコーティとお呼びください」
コーティも料理研究会に体験入会するらしい
「イリーナって料理出来たっけ?」
「できないから入るんだよ」
「私もです。」
イリーナとコーティは料理ができない、僕は普通に作れるし凛ちゃんは大和国の料理が得意でこっちの料理は練習中
「入ろうか」
料理研究会の部室のドアを開けた。