宮廷魔術師取り潰し
前回の話:宮廷魔術師を壊滅させると国王陛下に会いました。
第4席のおばあちゃんが治癒魔法で回復させている間、僕、お母さん、リリーナ先生、リッター伯父さんは国王陛下とお話
「って言うことがありまして第1王子派閥の貴族に腹が立って今の現状になりました。」
「ミュゼから聞いてたけど今日、襲撃されるとは思わなかったよ。」
「宮廷魔術師は選ばれた12名の精兵だったはずなんだが?」
「ここで派閥の問題と裏で金の力で成り上がった者がいるので精兵とは言えないね」
「確かに、困ったのう」
この国王、あからさまに困ったふりをしている。
「騎士団はあるのに魔法師団はないの?リッター伯父さん」
「前はあったけどニコライが無くしたんだよ、スタンピードが発生した時とかも宮廷魔術師には報告が遅れて到着した時には終わってたがあってね 騎士団とは仲が悪いんだよ」
「騎士団って普段何してるの?」
リッター伯父さんに聞いてみた?
「騎士団は普段から鍛錬のみだよ、遠征にも行かないね」
「ミスト侯爵領の話は聞いているよね伯父さん」
「聞いているよ、レーヴェくんたちがミスト侯爵に会って話あったことまでは」
「普通は自然災害のあった領地には侯爵側の支援部隊と国側の支援部隊が動かないといけないのが普通なんだ、物資を運ぶのは騎士団の仕事、魔法師団は魔法使って土木工事が普通だよ 国王の采配がこれだと僕の住んでる国は何も信用出来なくなるね」
言いたいことをぶち撒けると国王陛下の後ろにいる人たちが睨んできたため、殺気をお見舞いすると腰を抜かして立てなくなった。
「第1王子の子供があれだと親も同じ感じかな、退学にしたらいいのにSクラスには相応しくないね」
「コウーツが金をもらってSクラスに入れた見たいよ」
「国を出ることを考えようかな、大和国は良かったけど、マルタは城を破壊しちゃったから行きにくいし」
国を出ることを真剣に考えないと
「レーヴェが国王になればいいのよ」
「レーヴェくんなら大丈夫、後見人には僕がなるから」
「僕よりもアーサーお兄ちゃんの方が国王向きでしょ、今頃患者さんと向き合って治療してるて思うし」
アーサーお兄ちゃんは優しくて格好よくて賢い、熱い心も持っている完璧お兄ちゃんなんだ。
最近会ってないけど
「ミラだと滅ぶのは確定ね」
「ミラお姉ちゃんには向いてないよ、騎士団長になって暴れ回っている方が向いてる」
「ゴッホン、マリーナよ、クライドを呼び出してもらいたいのだが」
「あの人、嫌がりますよ 王都に近付こうともしませんし」
この後、宮廷魔術師は解体 第1王子派閥の宮廷魔術師は解雇となった。
「ジジイは『光神化』の反動で死んだんだね」
「その通りじゃ、禁術の部類じゃのう」
12、11、8、7、5席の人間だけ6席の公爵家の人は
「公爵家から除籍されている。恨みしかねぇーよ」
第11席フローラ・ミストは副学校長も辞任し、ミストと領に帰ったそうだ。
パツキン伯爵家は貴族籍を剥奪、お家の取り潰しとなった。
「終わったね」
「レーヴェ、これからは気をつけなさい」
「暗殺者ギルドはすでに黙らしたから大丈夫だよ、次はないよ」
「これで第1王子派閥の貴族に目を付けられたことになるの、陰湿な嫌がらせがあったりすると思うわ」
「お母さんの経験談?」
「そうよ、クライドと仲がいいだけで起きてたわ」
「あれは大変だったわね」
リリーナ先生と僕は学校へ、お母さんは実家に向かった。