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vs宮廷魔術師4

第1席のジジイの二つ名は『閃光のニコライ』、威厳だけのジジイと思ったが魔力量はそこそこある。


「『シャドウバインド』」


ニコライの影から伸びた黒い物が拘束するが


「『光神化』」


ニコライは真っ白に光り輝き、影の拘束が破れた。


「へぇ」

「どこを見ておる」


一瞬でレーヴェの背後に移動したニコライは杖で攻撃を仕掛けるがレーヴェは銀狼で防ぎ、反撃する前に移動して距離を取られる。


「その魔法、ガンダルフ先生対策で考えた魔法でしょ、欠点だらけにしか見えないけど」

「我が魔法はすでに神の領域、欠点などない」


レーヴェは色々と遅延魔法を使い、罠を仕掛けるが『光神化』状態には魔法はすり抜けてダメージを与えられていない


「なら『闇の訪れ』」


レーヴェとニコライの周りだけを黒い闇の空間に隔離


「この程度の領域魔法すぐに破壊できる」


ニコライは『闇の訪れ』を破壊しようと魔法を放つが効果はない


「なぜ破壊できん」

「これは精霊魔法、そしてすべての闇は俺の領域だ」


暗闇でバカみたいに光っているニコライに全方位から影の手で攻撃、『光神化』状態でも攻撃が届くようになった。


「我が魔法は無敵だ」

「それ聞き飽きた、『ディスペル』」


ニコライの発動前の魔法を無効にした。


「忌ま忌ましい、ガンダルフの弟子」

「吠えるなよ、弱そうに見えるぞ」


レーヴェはシルバースフィアを取り出して剣状態に変化させ、剣の刀身が漆黒に


「『アビスブレイド』」


レーヴェが放った漆黒の斬撃は『光神化』状態のニコライの光神化を破りニコライは壁に叩きつけられ、おまけにリリーナ先生の領域魔法までも破壊してしまった。


「リリーナ先生、色々終わったよ」

「スッキリしたような顔で言われても」


僕たちがいる部屋に誰かがやって来た。


「騒がしいぞ、何が起きた。」


お祖父ちゃん、お祖母ちゃんと同じような年齢よりも若く見える人が人を連れてぞろぞろとやって来た。


「ふむ」


僕の姿を見て何かを悟ったようだ


「これこれは陛下」


リッター伯父さんは簀巻きになった状態で挨拶


「ヴェルゲート侯爵、説明を」

「説明したいのですがこの状態でして」

「国王陛下、我々から説明してもよろしいでしょうか?」

「そなたらはマリーナとリリーナ、あの子供は」

「私の息子です。陛下」

「マリーナの子、もしや」

「はい、御想像通りです。レーヴェ、こちらへ来なさい」


レーヴェはマリーナに呼ばれて向かう


「レーヴェ、挨拶しなさい」

「グライドとマリーナの子、末っ子のレーヴェでございます。」


この日、この国の国王陛下と顔を合わせることになった。




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