vs宮廷魔術師3
残り3人まで宮廷魔術師を減らした。
「僕もレーヴェくん側に・・・」
「ならん!!」
第1席のジジイが偉そうに言い出した。
「忌ま忌ましいガンダルフの席をようやく手に入れたのにガンダルフの弟子だと、この小僧だけは生きては帰さん」
「はぁ〜、そもそも派閥に加入していた宮廷魔術師が原因なんですよ、貴方も宮廷魔術師は本来、中立の立場でいるべきだ。第1席になれたのも第1王子の派閥に寝返ったからでしょ」
「リッター、貴様」
「レーヴェくんはまだ本気じゃない、本気だったら今頃全員の首が転がっている」
第1席のジジイはリッターの説明を聞いても重い腰を上げることはなかった。
「私がお相手いたそう」
「おじさん、大和国の人でしょ」
「いかにも、私の名はカイエン 土魔法を使いこなす僧侶である」
なんだろ、今まで戦ってきた宮廷魔術師の中で1番強そうだ
「第3席修羅のカイエン参る!!」
「Aランク冒険者レーヴェ、勝負」
お互い身体強化をして打つかり合う、体格差でレーヴェは圧倒的に不利だが、身体強化に使う魔力量を増やすことでカバー出来ている。
「ふむ、さすがは『魔術師殺し』の弟子、近接戦闘もそれなりに出来ている」
「近接戦闘がメインだけど」
「こちらも本気でお相手いたそう」
カイエンの背中から土で出来た腕が合計4本生えた。
「『阿修羅』これを見て私に勝てた者はいない」
「初見殺しだろ、こちらも少し本気をだすよ」
アイテムボックスから銀狼を取り出して、居合いの構え、勝負は一瞬で着く
先にカイエンが動いたと思えばレーヴェはすでにカイエンの背後におり、抜いた刀を閉じる音と同時に4本の腕は切り飛ばされ、身体には☓印のような切られた跡もある。
「雷鳴一刀流『瞬雷閃』」
部分強化の一瞬の切り替えが可能でなければ使えず、オリジナルの『雷閃』をレーヴェが自分ように変えた技
「次はリッター伯父さんかな」
「レーヴェくん、降参していいかな〜」
「伯父さんの結界切って見たいんだけどな〜」
「マリーナ、ヘルプ」
「ミラ、相手に調子に乗ってたからでしょ」
「あれはね、世間の厳しさを教えるためであって」
「レーヴェ、リッターお兄様は私が相手しておくから」
リッター伯父さんの結界に挑戦したかったが出来なくなった。
「残りはジジイだけだね」
「我が宮廷魔術師をこんなにもしおって」
「宮廷魔術師はお前の物じゃないだろ、老害か?」
「抜かしよるは小僧」
ジジイは光の玉を放ったと思ったが早すぎて見えなく、レーヴェの右頬から血が流れていた。
「光属性ってそんな使い方も出来るんだ。」
「小僧、お前だけはこの『閃光のニコライ』自ら引導を渡してやろう」