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vs宮廷魔術師1

朝、いつも通りに登校してからリリーナ先生の部屋へ


「レーヴェくん、待っていたわ」

「あれ、お母さんもいる」

「リリーナに呼び出されたのよ、今の宮廷がどんな感じか見てみたかったし」


授業の方はミリーさんがやる事になっている。それはそれで見てみたかった。


学校から出て馬車で王城まで移動、門の所でお母さんが短剣を見せるとそのまま入ることができた。


「お母さん、その短剣なに?」

「これは王家の紋章が入った短剣、クライドから預かっている物で国王陛下は知っているから大丈夫よ」

「いつの間にか話が大きくなってない?」


当初は宮廷魔術師を全員こてんぱんにして帰るつもりだったんだけど


「宮廷魔術師は派閥関係なく中立の立場にいるものよ ヴェルゲート家は一応中立派ね」

「一応なんだ」

「全員、逃げれないようにしておくから暴れても大丈夫よ」

「リリーナ先生、闇精霊魔法を使っても大丈夫?」

「あ〜それは微妙かしら」

「手加減してクライドが負けた威力、ミリーもガロックも開いた口が塞がってなかったわ」


全体の30%の威力で放った『アビスブレイド』でお父さん倒しちゃったんだよね

いつか語られるであろう1年前の1年間の話


「着いたわ、ここから先に宮廷魔術師が揃っているから」

「大丈夫、全員ぶっ倒す」

「レーヴェ、骨は拾ってあげるからね」


僕は扉を開け中に入ると


「領域魔法『サイレントフォートレス』」


リリーナ先生の領域魔法で中と外の空間を断絶、中の音が漏れないし、外から中の音が聞こえない


「やっほ〜、お兄様」

「マリーナ、レーヴェくんも胃が痛い」

「『黒牢』解除」


1日だけ閉じ込めて置いただけで、髪の毛が真っ白になった2人と完全に抜け落ちた1人が出てきた。


「貴様はパツキン」

「あの最弱があれか?」


ざわざわしている 宮廷魔術師は全員で12人、1人は再起不能のため残り11人


「俺はお前らをボコリに来たんだけど、12歳の子供相手に暗殺者ギルドに依頼までして負けたやつがここにいるんだけど」


また、ざわざわ その中で3人ほど魔法を発動しようとしている。

指パッチンをして『ディスペル』を発動して無効化


「で、君は我々を敵視しているのだ」

「あんたが宮廷魔術師長ってやつか ガンダルフ先生よりも下だな、弱い」


僕としてはガンダルフ先生並か上の相手を期待してたんだけど、この体たらく


「レーヴェ、どうする?私が選んであげようか 最初はお兄様に生贄なってもらうけど」

「お母さん、それは伯父さんが可哀想だよ、ミラお姉ちゃん相手なら結界を多重発動でなんとかなると思うけど、僕とは相性が最悪だよ」

「『賢者』の私でも息子には勝てないからね〜」


古株の宮廷魔術師はマリーナの存在を知っていた。かつて『賢者』の職を持ち宮廷魔術師になることが決まっていたがそれを蹴った唯一の女そして忌ま忌ましい『魔術師殺し』を先生と呼ぶあの子供


「死に晒せ、ガキ」


レーヴェの頭上から男が炎を拳に纏って殴り掛かってきたが


「へぇ〜、炎を纏って殴るのか 勉強になるね」


レーヴェも炎を拳に纏って、拳と拳が打つかり合い、お互い後方に下がった。


「俺は第6席、バーナー・サンセット」

「へぇ〜、サンセット 東の公爵家か」


北のスノーフィールド、東のサンセット、西のフォルマウント、南のスプリングウッズの4公爵家がいる


「くらいやがれ『獄炎弾』」

「『ディスペル』」


レーヴェは魔法を打ち消し、部分強化で接近し、腹に正拳突き インパクトの瞬間に右腕全体を強化して振り抜くとバーナーは壁に打つかり気を失った。


「この程度か、宮廷魔術師共」


レーヴェの蹂躙が始まろうとしていた。








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