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胃の痛いリッター侯爵

ミュゼ・ヴェルゲート視点


レーヴェたちと別れたミュゼとミラはヴェルゲート侯爵邸へ帰った。


「お父様、報告がございます。」

「ミュゼ、おかえり ミラくんも」

「伯父さん、ただいま帰りました。」

「お父様もミラも挨拶している場合?」


ミュゼはレーヴェのヤバさをとりあえず説明と


「近日中にレーヴェくんは宮廷魔術師をこてんぱんにしに来ますわ」

「今のミラくん相手でもきついのに、ミラくん、レーヴェくんは本当に強いの?」

「レーヴェはお父さんに勝ったと言ってました。」


リッターは椅子から転げ落ちた。リッター世代で第3王子グライドの事を知らない者はまずいない、Sランクの冒険者になったことも有名なのだが


「レーヴェくん1人で国取り出来るんじゃないか」

「マルタ王国の城に風穴を開けたとか言ってました。」


マルタ王国の城が破壊された事件は記憶に新しい


「高位の精霊を呼び出してましたわ」

「ちょっと、待って 精霊ってエルフの特権だよね、僕の常識が間違っているのか?」

「お父様、その常識は間違えていますわ。レーヴェくんが呼び出した精霊は言葉を話すことができる龍の姿をした精霊でした。」


胃に穴空きそう、聞きたくなかった。


「レーヴェくんはいつ頃に宮廷に来るのかな」

「レーヴェの事だから明日じゃない?」

「ミラは騎士団に喧嘩を売ってはダメよ」

「宮廷魔術師くらいなら剣で行けるわよ」

「レーヴェくんなら魔法で殲滅ですわ」


娘と姪がやばいことを話している。


「レーヴェくんは何か不満があるのかな?」

「とりあえずあれね、派閥、あれのせいでまともな教師がいないらしいから」


パツキン伯爵家と第1王子派のことだよね、報告では聞いていたけど


「4公爵も気に食わないらしいですわ」

「レーヴェくんに王位を譲ったら早いんじゃない?一応、レーヴェくんもミラくんも継承権はあるはずだよ」

「私はガラじゃないわ」

「レーヴェくんならそつなくこなせると思いますわ、それも気分しだいでしょうか」

「アーサー兄かお父さんがやればいいのよ」

「ミラくんのお兄さんはどんな人なんだい?」

「アーサー兄は優しくて、時に厳しい人かな 職は『聖者』これ内緒ね」


グライド様、マリーナ、僕は君たちを恨むよ 『聖者』に『剣聖』『魔法戦士』は文献で調べたけど実質『勇者』この国よりも世界を変えれるくらいの力があるじゃないか


「お父様、レーヴェくんが来た時はすぐに降伏せずに生き延びてくださいね」

「ミュゼ、レーヴェくんの闇魔法の技量を聞きたいんだけど」

「模擬戦をした時の話をすれば魔法の発動前に潰されます。連射系もことごとく潰されますわ」

「詰んでない?」

「レーヴェって発動前の魔法を色で見えるとか言っていたわね」


魔法の色?聞いたことない 情報が多すぎて


リッターは目を回して倒れた。








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