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レーヴェ、圧倒的な実力の差を見せつける

次の日、コウーツ・パツキンは無断欠勤で魔法の授業は自習だった。


「レーヴェくんの実技の授業大丈夫?」

「カーラ・カラミネはコボルトレベルって話でしょ、ミラお姉ちゃん基準は当てにならないから」

「レーヴェ、リン、私にも詳しく」


イリーナに昨日の事を話した。自習でほとんどの生徒は駄弁っているか寝ているか


「週末はお姉さんたちも確定で来ると思う」

「私もそう思うな」

「助っ人は大きいから何人乗れるか分からないけど大丈夫だと思うよ」


実技の授業は僕が魔法実技の授業で3年生に混ざっているから1度も行ったことなかった。

各武器の基本の素振りをしたり、模擬戦をするくらいの授業らしい


「凛ちゃんは短剣、短刀、ナイフ、徒手格闘かな?」

「短剣と徒手格闘だよ、短刀の使い方が分かる人なんてお父さんかレーヴェくんくらいだよ」

「短刀は使えないよ イリーナは?」

「私は杖術と徒手格闘、杖術はお母さんに教えてもらっているけど、後衛は近づかれたら終わりだから対処する方法をね」 

「お母さんとかガンダルフ先生とかアーサーお兄ちゃんみたいなこと言ってるな」


杖術についての基本はなぜか教え込まれている


「アーサーお兄さんは見たことないけど」

「アーサーお兄ちゃんは領都の学校を卒業してそのまま領都で仕事してるよ、2年後には村に帰って来る予定」

「レーヴェ、職は?」

「聖者だよ、治癒師扱いになってるけど」

「お母さんと同じじゃない」

「でも、経験がないから同じ職でも実力差がはっきりするよ」


どんな職も職によるステータス補正はあるみたいだけど、経験とか実力まで補正に入らない


話していると授業が終わる鐘がなり、次の授業へ移動


「凛ちゃんは剣士と戦ったことはある?」

「クライドさんと模擬戦したことはあるよ 」

「ミラお姉ちゃんと模擬戦をお勧めするよ、あれでも剣聖だから」


僕はその剣聖に勝ってるからね〜


授業で使う訓練場へ、魔法実技の訓練場と待ったく同じだ。


茶色い髪の毛で褐色肌の女性と強者のオーラを出しているミラお姉ちゃんがやって来た。


体操してから素振りをするらしい、全員持っているのは学校側から授業の間だけ貸してもらえる木製の武器


真面目に素振りをしていると


「くらえ、我が必殺『覇王大地鳴動スラッシュ』」


意味が分からない言葉を言いながら僕を切ろうとしてきたのは『デスマルク・シャムロック』


「お前、馬鹿だろ」


本気で木刀を振るとデスマルクの服が切れたように破れた。


「そう言えば、君、次やらかした退学だったよね 」

「助けろ、カーラ」


背後から斬りかかりに来たため、木刀を魔力で強化して剣を受け止めた。


「カーラ先生は第1王子派の貴族でしたよね」

「そうよ、殿下を助けるのも役目よ」

「非があるのは向こうなのに?」

「そうよ、非があっても権力で揉み消す」

「それが聞けただけで十分です。骨の2,3本は覚悟しろよ カーラ・カラミネ」


久しぶりに本気を出してみた。入学式直後の模擬戦ではそこまで本気を出してなかったけど


「化物」

「化物とは失礼だな、俺を倒さないと権力で揉み消せなくなるぞ 承認はここにいる生徒全員だからな」


カーラは木製ではなく、鉄製の剣で斬り掛かってきたが木刀で軽々受け止める。


「なぜ木刀が折れない」

「えっ、木刀を魔力強化してるだけですが?」


右足を部分強化してカーラの腹に蹴りを入れて吹き飛ばす


「生きてるか?」

「ば、化物」


ぶるぶると身体を震わせながら逃げようとしている


「お前からふっかけてきた喧嘩だぞ、逃げるなよ それにまだ授業中だぞ」


カーラは逃げ腰になりながらも剣を構える。レーヴェは木刀に闇属性の魔力を込め、木刀の色が完全に闇色の黒に染まる


「圧倒的な力差だ」


アビスブレイドの質力を10%まで抑えて、カーラの前方に放つと巨大なクレーターが出来上がり

カーラは剣を捨てて学校を出て行った。


「おい、デスマルク 調子に乗るなよ」


殺気を込めて睨むと、蛇に睨まれたカエルのようになり、水たまりが出来ていた。


「レーヴェ、模擬戦しよ」

「ミラお姉ちゃん、空気ぶち壊しなんだけど」


お互い木製の武器で模擬戦をすると最初の1振りで剣同士が打つかり合い破壊


授業が終わるまでに勝負が着かなかった。


「今度は得物で模擬戦ね」 

「手の内を晒したくないよ〜」









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