お姉ちゃんたちに相談
「ただいま、お姉ちゃんたちなんで家にいるの?」
「お母さんから家の場所は聞いてた、やらかしたみたいだから見に来た」
あのミラお姉ちゃんが心配してくれているんだ〜
「ミュゼお姉ちゃん、魔術式を使った授業ってあった?」
「ないわ、3年生の授業で大規模な魔法を使う時に必要なくらいよ」
「コウーツ・パツキンって先生なんだけど魔術式を使うことで魔法がスムーズに使えるとか言ってたけど」
「あ〜〜パツキン伯爵家ね、宮廷魔術師に当主がいるけど序列は最下位、第1王子派だから入れているわ」
宮廷魔術師を輩出してきた侯爵家だったけ?宮廷魔術師の事情も詳しくて助かる
「レーヴェ、何やらかしたの?」
「魔術式は魔力効率が悪いとだけ」
「ゴブリンを倒せないって言っただけです。」
「キレて出ていけと言われたのでリリーナ先生に報告しました。」
リリーナ先生から聞いた話を2人に話した。
「コウーツ・パツキン、カーラ・カラミネ、副学校長のフローラ・ミストか、ミスト侯爵領は毎年大雨で被害が多いから縋るしかないと思うわ」
さすがミュゼお姉ちゃん、貴族の事も詳しい
「コウーツは雑魚よ、ゴブリンレベル、カーラはコボルトレベルよ」
「ミラお姉ちゃんのそれは判断出来ないよ」
「コウーツの髪の毛無くなっちゃったから、カツラでも被ってくると思うけど」
「コウーツは無視でいいと思うわ、カーラはレーヴェくんが授業に出て直接ボコボコにしたらいい、問題はフローラ・ミストね」
「それなら次の休みの日にミスト侯爵領に行こうと思います。」
「ミスト侯爵領って遠いわよ」
「助っ人を呼ぶので移動時間は短縮できますよ」
青龍は呼べば来てくれる。契約はしてないけど認められているからね
「レーヴェ、第3王子派に」
「ないない、第1王子派は亜人差別主義者だから蹴落とさないとミリーさんにとっては迷惑なんだよ」
「ガロおじが来た時も酷かったわ」
「あの時は聞くにも堪えなかったわ」
僕たちがやろうとしていることを2人は理解してくれた。
「フローラ・ミストとミスト侯爵家の方はお父様に話してみるわ」
「レーヴェ、おじいちゃんとおばあちゃんが会いたがっているから今度行くわよ」
「え!?」
「お父様もレーヴェに会いたがっていましたわ」
お母さんの実家怖いよ〜
「レーヴェくん、頑張ってね」
「凛ちゃんも一緒だよ、従者でしょ」
とりあえず道連れも確保しておく
「明日の授業でカーラをボコボコにしたらいいわ」
「え!?」
「明日の授業、教える側に私がいるから」
「もしかしてさ、ミラお姉ちゃん、カーラをボコボコにした後、模擬戦を狙ってるよね」
「うん♡」
可愛くにっこりしなくても頭の中はゴリラだった
「明日の授業、レーヴェがいないの寂しいな〜」
「明日の授業が終われば戻りますから」
「冗談よ、レーヴェとの魔法戦はためにしかならないから」
伴助さんが帰宅して、夕食を作る。お姉ちゃんたちは食べて帰るつもりだ
「凛の父親の伴助です。」
「レーヴェの姉のミラよ」
「レーヴェの従姉のミュゼよ」
夕食を作ってる間、すごく話が盛り上がっていた。