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イリーナ、冒険者ギルドへ2

「レーヴェくん、白いフクロウは?」

「イリーナは見えるの?」

「うん」

「凛ちゃんは?」

「見えませんよ」


ワイズをどう説明しようか考えていると『ほっほ』といつも通り鳴いている


「ふむ、イリーナとやら 光の精霊を見ることができるようじゃな」

「え、フクロウが喋った!!」


凛ちゃんには聞こえてないです。


「イリーナ、僕の肩に乗ってる猫は見える?」

「肩?何もいないよ」

「ふむ、光の精霊限定のようじゃ」

「ワイズ、僕とかミリーさんは見えるけど」

「レーヴェが特別なだけじゃ、ミリーはエルフじゃろ、エルフやドワーフみたいなのは精霊魔法の適正が高いから見えるのじゃ」

「イリーナは?」

「どうやら、精霊魔法は使えんようじゃ その代わりに精霊に力を借りるくらいは出来るようになるじゃろ」


その後、ワイズの説明では1つの属性に特化した人ならたまに精霊を見ることができる人が現れるらしい

下級精霊くらいなら契約も出来るが精霊魔法を使う事は出来ない


「でも、私、聖魔法が得意なんだけど」

「聖魔法は光魔法の派生じゃ、聖の精霊なんていないじゃろ 人間たちが勝手に解釈して作ったのが聖魔法なんじゃ」

「回復魔法は聖魔法じゃないんだ」

「回復魔法は全属性全てにあるのう、レーヴェ」

「そうだね、『アクアヒール』水属性の回復魔法だよ」

「教会を敵に回しそう、お母さんも知っているのかな?」

「イリーナのお母さんって?」

「私たちの担任しているリリーナ先生だよ」


マジで知らなかった、凛ちゃんの方を見ると知らなかったようだ


「お父さんたちの元パーティーメンバーじゃん」

「うん、そうだよ 私は知ってたよ」


僕と凛ちゃんは笑うしかなかった。

ちなみにイリーナにはお父さんがいないらしい


ワイズが探してくれた薬草の群生地で薬草を採取


「葉っぱだけ丁寧に切ったらいいから、根っこを引き抜くと薬草として使い物にならないからね」


薬草採取はお母さんに鍛えられたからね、凛ちゃんもだけど

冒険者ギルドでは5枚1束で銅貨3枚になる。


3人で時間ぎりぎりまで採取して冒険者ギルドへ

3人で416枚採取、銀貨8枚と銅貨はおまけで5枚になった。


「レーヴェくん、どう配分する?」

「1人銀貨2枚で残りはパーティー貯金にしようか」

「これからもパーティー組んでくれるの?」

「僕も凛ちゃんも大歓迎だよ」


僕のパーティーにイリーナが正式加入、学生の間はミリーさんや伴助さんとパーティー活動は禁止されている。


「明日はどうする?」

「明日はお母さんのお手伝いがあるのとあの話してもいい?」

「いいよ」


あの話とは聖魔法が光魔法の派生だった話だ、リリーナさんはミリーさんから聞いていると思うけど


イリーナとは途中まで一緒に帰り分かれた。イリーナは自宅通いなのだ


「「 ただいま 」」

「おかえりなさい」


帰るとミリーさんが出迎えてくれる。伴助さんは凛ちゃんが帰って来るなり、友達は出来たか、絡まれなかったか?とか親バカだった。



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