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波乱の入学式1

今、僕は学校の中にある修練場でミラお姉ちゃんと向かい合っている。


「レーヴェ、偉大なる姉に全力を出しなさい」

「ミラお姉ちゃんの偉大差はよく分からないけど本気で勝ちに行くから」




時を遡り、僕と凛ちゃんは王都に買った屋敷から学校へ登校 凛ちゃんのお父さんの伴助さんは王都で冒険者として活動中


「レーヴェくん、クラス分けがあってね 入試の成績でクラスが決まるらしいよ」

「僕と凛ちゃんは入試の順位が上だから同じクラスだよ」


校門を通り、人集りが出来ている場所に行くと1年生のクラスが張り出されている。

クラスはSからA B C Dと分かれている。僕と凛ちゃんはSクラス


「同じクラスだね」

「そうね、教室に行きましょう」


Sクラスの教室に入るとすでに何人か、生徒が座っていた。僕と凛ちゃんは適当な席に座り


「あなた、もしかしてレーヴェくん?」

「はい」

「お母様から聞いていた通りね、私はイリーナ、よろしくね」

「僕はレーヴェ、よろしく、イリーナ」

「私はレーヴェ様の従者もしております凛です。よろしくお願いします。イリーナ様」


相手が貴族だった場合に備えての凛ちゃんの立場的なやつ、この辺りはお母さんが考えてくれたからね


「様は要らないよ、私、貴族じゃないもん」

「だって、凛ちゃん」

「改めてよろしくね、イリーナちゃん」

「こちらこそ、リンちゃん」


続々と教室に入って来るのだが凄いガラの悪い人、とても同じ歳に見えない綺麗な子など色々

最後に大人の人が入って来た。


「皆さん、おはようございます。私、Sクラスの担任、リリーナと申します。それと」

「は〜い、おはよう 副担任のミリーよ」


僕と凛ちゃんは驚いている。ミリーさんから聞かされてないよそんな話


「亜人が副担任、ふざけんなよ」

「あなたはどこの誰?」

「俺様を知らないのか、デスマルク・シャムロック様だぞ」


ガラの悪いやつは王族だった。


「イリーナ、あれ誰?」

「レーヴェ、知らないの?あれ この国の第1王子の次男よ」


第1王子には子供が3人、2人は本妻、1人は妾の子、デスマルクっていうのは本妻の子らしい

第2王子には子供が複数、認知されていない

第1王女は王位継承権がない、王の妾の子らしい 年齢は22歳 婚期が遅れて貰い手がいないらしい

第3王子は行方不明、村で畑を耕しているけどね


ミリーさんは目で僕に殺れって合図をしてくる。


「はぁ〜、フィクス あれを驚かしてやれ」

「ピィ」


フィクスの姿を魔法で見えなくしてデスマルクの目の前で炎の柱を立てた。

驚いた、デスマルクは漏らして逃げ出した。


「この後の入学式を終えた後に新入生代表と現生徒代表で模擬戦をしてもらいます。」

「レーヴェくん、お願いね 相手はミラちゃんだから」

「それって言っていいやつなの?」

「みっちり、修行の成果見せて上げなさい」


「クライドとマリーナの子同士の模擬戦は楽しみね」

「そうでしょ、お互いガロックの武器も持ってるから」

「あら〜とても楽しみ」


先生同士、楽しみにしてる。


「入学式まで時間があるから自己紹介、デスなんとかは忘れてもいいんじゃない?」


窓側の席の生徒から順番に自己紹介、名前と得物、得意な魔法、ポジションを言うみたい


「イリーナ、聖魔法が得意です。ポジションはヒーラーです。」


次は凛ちゃん


「リン、風魔法が得意、ポジションは斥候です。」


凛ちゃんの自己紹介が終わり、僕の番 凛ちゃんは緊張し過ぎて固い


「レーヴェ、得意な魔法は闇、ポジションはオールラウンダーです。」


この1年、凛ちゃんの修行を付き合っているうちに色々と覚えてしまったのだ。


「そろそろ時刻なのて修練場へ移動します。」


入学式と言っても学校長からの挨拶、生徒会長からの挨拶で終わり。


「続きまして、新入生代表と現生徒代表の模擬戦を始めたいと思います。」


新入生は修練場から捌け、模擬戦が見えるように2階席へ移動、僕は控室でコンディションを整えている。


「レーヴェくん、『精霊憑依』は禁止よ」

「分かっていますよ、ミリーさん」


時間になり、僕は控室を出て修練場へ向かい、ミラお姉ちゃんもやって来た。














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