舞台は王都へ
夕食も食べ終わり、今後の事を話すため家族会議って言っても全員参加
「2年掛ける所を1年で強くなりすぎたのよ」
「レーヴェ、得物を見せてみろ」
お父さんに言われてアイテムボックスからシルバースフィアと銀狼を机の上に並べた
「刀」
「ガロックが打った物よ、ヤマダに弟子入りもしたし」
「雷鳴一刀流の免許皆伝したよ」
「今のレーヴェはヤマダ波に強いってことか?」
「クライド、レーヴェくんはヤマダと違って魔法もあるのよ、ワイバーンを一撃、マルタ国で城に穴を開けたりね」
お父さんとお母さんの開いた口が塞がらない
「お母さんにお願いがあるんだけど」
「模擬戦以外なら聞いてあげる」
「凛ちゃんを王都の学校に入れて欲しい」
「実家のコネを使いましょう。」
「やってね、凛ちゃん」
「うん、ありがとうございます。お義母様」
学校に行くまでの1年で凛ちゃんを強くすることになり、王都に家が欲しいと言ったらお母さんの実家を使えって言われたけど
「払うのはレーヴェくんよ、弱小国家の国家予算よりもお金を持っているから大丈夫」
お父さんとお母さんに冒険者カードを見せる
「「 Aランク!! 」」
「最年少記録よ」
「レーヴェ、好きにしなさい ただし責任だけは最後まで持つように」
僕は頷いた。
「明日、王都に行くわよ」
「分かったって、歩いていくの?」
「奥の手を使うから」
僕とお母さんは明日、王都へ
「凛ちゃんは明日から午前中はガンダルフ先生のお勉強、午後から訓練」
「伴助さんは畑仕事」
「玉藻も畑仕事」
「ミリーさんは?」
「私は凛ちゃんの訓練相手よ」
家族会議が終わり、それからは慌ただしい毎日を過ごし入学試験で僕はオール満点、凛ちゃんは僕と1点差の成績で合格した。
王都の屋敷
「お母さん、ミラお姉ちゃんの時はどうだったの?」
「ミラの時は入学試験の3ヶ月前にお母さんの実家に送り込んだわ」
「まだ、お母さんの実家に行ったことない」
「今度かな、ミラに連れて行かれそうな未来が見えそうね」
明日から学校での生活が始まる。あと数カ月前に姿を消したミリーさんはどこにいるんだろ?




