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自分の目で確かめなければ…。

作者: 誤字はすてーたす

数ある作品の中から閲覧していただきありがとうございます。誤字はすてーたすです。よろしくお願いします。

夜。俺は海を眺めていた。

すると近くから俺を呼ぶ声が…。

「おい!丸田!こんな所にいたのか!」

友人のジョニーだ。

「ああ。寝れなくてな…。」

「あぁ。明日には宇宙だもんな。お前が羨ましいぜ!」

そう、俺は明日には宇宙に行くことが決定している宇宙飛行士。その緊張からか寝れずにいた。

「そうか…。ならお前が寝れるまで俺は付き合うぜ!」

ジョニーは俺の隣に座った。

「あはは…。嬉しいよ。」

俺は少し苦笑い。海の満ち干き…。塩の香り…。今のうちに堪能していたい…。

俺は少し目を瞑り体感で…。感じていた…。

「ところでさぁ。」

するとジョニーは話しかけてきた。

「ん?なんだ?」

「そういえば、宇宙行くの決まったら前した俺の質問に答える話はどうなった?」

「あ…?あれ?そんな約束したか?」

俺はとぼけるが、ジョニーは…。

「おいおい。とぼけるなよ?忘れたとは言わせねぇぞ?教えろよ。」

と強気…。

さらにジョニーは…。

「確か…。”お前の女の趣味は…。”」

「”なんでお前は太陽が深海に沈むと考えているんだ?”…。だろ?」

俺はジョニーの言葉に被せた。

「お!それそれ!」

ジョニーは表情が明るくなりニヤニヤしながら話し出す。

「最初聞いた時は驚いたぜ!日本人はそんなにイカれた事を考えるのかってよ!」

俺に指を指し…。

「宇宙飛行士ってのは頭が良くちゃならねぇ!なのにだ!お前はどうしてそんなにイカレてるんだ?頭良いのに!」

「…。・・・。まぁ約束だし…。話すよ。どうして俺がイカレてるかを。」

「聞きたい!聞きたい!」

「これは少し昔話なんだが…。」

俺は少し昔の事を話し出した。

~~~~~~~~~~~~~

真夏の昼頃…。

「おーい!龍宮!遊ぼーぜ!」

俺の家の前で叫んでいるやつが居る。あいつだ…。

「来たのかよ…。太一…。」

こいつは日本でも有数のお金持ち…。五本の指に入ると言われている松田家のボンボンの松田太一。俺はこの地域では知ってる者は誰1人居ない貧乏な丸田龍宮…。なんでこいつと仲がいいのかはよく分からないが…。休日にはいつも俺の家のまで俺を呼ぶ。

前スルーした時…。1日ずっと居たんだよなぁ…。俺はその事があり直ぐに家を出た。

「なんだよ。太一。」

太一は俺の肩を叩き。

「待ってたよ!」

ゲラゲラ笑う。

「んで今日はどこ行くんだ?」

俺は仕方なくこいつに付き合ってるだけだ。

「虫取りに行くぞ!」

そう虫取り網とカゴを見せつけてきた。

「…。そうか。俺、物持ってないけど大丈夫なのか?」

すると太一は。

「お前の分もあるぞ。」

渡された…。

「えええええ!?」

俺はびっくりした。

「使っていいのか!?」

「うん!俺のとってるところ見てもつまらないだろ!?」

笑顔でそう答えてくれた…。

「なら!カブトムシ捕まえに行くぞー!」

「おおおお!」

俺達は山に向かった。

数時間山に篭っても取れずに山を降り、太一の突発的な思いつきで夕日が綺麗とされてる地元の海に行った。

~海~

潮風が気持ちよくて疲れが吹き飛ぶような感じだった。

すると太一が話始める。

「ところで今回取れなかったな。カブトムシ…。」

少し悲しげだった…。だが…。俺はその太一と裏腹に…。

「だな。次はもっと奥行くか?そこにならいるかもな。」

「龍宮…。お前…。俺より楽しそうじゃないか?」

「そうか?」

俺はそれをスルーして…。

「それにしても夕日綺麗だな。」

太一は…。

「まるで海に沈んでるような…。」

俺はその言葉が気になってしまい…!

「海に沈んでいる!?太陽ってそうなのか!?」

「え?違うの!?」

太一もこの反応…。俺はとある疑問を持った。

「もしかして…。太陽って…。海に沈んでるんじゃないか?」

「・・・・。そうかも!!!」

「なら!明日から勉強しようぜ!地球の事!太陽のこと!太陽はどうして燃えるのか!とか色々!」

「うん!」

そこから俺達は毎日地元のでかい図書館で勉強していた。そこで分かったことは…。太陽は海に沈まない…。だ。それを見た俺達は”嘘だ!”となり癇癪を起こしかけたが…。落ち着き…。俺ら2人はとある事を約束した。

”どんな事も自分の目で見て確かめよう…!”と…。

そこから俺らは勉強をした。

とある日の事。

太一が…。

「俺深海行く事になった!」

そう…。自分の目で確かめに行くらしい…。

俺も誘われたてその誘いに乗ったのが…。前日体調が悪くなってしまい…。断念…。太一とその家族と会社の重鎮達で行ってしまった。行く前にたわいのない話をした…。それが太一と最後だった…。

機械の故障でそのまま…。俺は泣いたが…。何故か気持ちが落ちることは無かった…。次は俺が確かめに行くんだと…。深海は怖くて行きたくなので…。俺は宇宙飛行士を目指して沢山勉強をした。その時にも太陽は海に沈まないと言われ発狂しそうになったが太一とあの日した約束を胸に頑張った。それが実り俺は今こうして宇宙飛行士になって明日には宇宙で…。自分の目で確かめられる!

~~~~~~~~~~

俺は話し終えた。するとジョニーから…。

「そんな馬鹿な理由があったなんてねぇ!いいねぇ。俺好きだよ。」

「あぁ。俺は太一と約束したんだ!俺は目で見て確かめたいんだ!」

俺は叫んだ。

「…。あはは。なら俺も楽しみにしているよ。」

ジョニーは拳を突き出してきた。

「おう!」

俺はジョニーの拳に俺の拳をぶつけた。

翌朝…。

俺は飛び立った…。天国に…。

ロケットは万事準備は満タン。いつでも行ける状態だった。予定通りに飛びったのだが…。何らかの影響でロケットは空中分解してしまい…。乗組員3人死亡…。この事故は前代未聞の事件になり新聞の1面を飾った。

「ここは…?」

俺は花が沢山ある所に立っていた。

俺の目線の先には…。見慣れた身長のやつがいた…。

「・・・・!太一!!!」

俺は太一の方に近づく。太一は俺の声に気がついたのか…。太一は俺の方を向いた。

「あれ?龍宮?どうしてここに?」

太一は少し驚いていた。

「俺宇宙飛行士になったんだけど俺死んじゃった…。すまねぇ。俺なんも見れてねぇわ…。」

すると太一は笑った。

「僕は見たんだ。」

「え?」

「太陽は海に沈むのを!」

「何言ってるんだ!?お前!確かにお前との約束はあるが!それは無理がある!」

俺は太一の両肩を掴み腰を下ろし視線を低くした。

すると…。太一は下を指さした。

「ほら…。見てよ…。太陽は海に沈んむんだよ…?」

俺は太一の指さした方にを見る。

「・・・・・。」

俺は言葉を失った…。

太陽が地球に接近して地球を焼き付くし飲み込みながら…。海に沈んでいく様子を…。俺はその目で確認してしまった…。



最後まで読んで頂きありがとうございます。

いいね、ブクマ、感想をくれると嬉しいです。改めて誤字はすてーたすでした。ありがとうございました。

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