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短編小説「夢のまた夢の飛行機と少女」

作者: アシカ

はじめに


掴もうとすれば掴めない。


ああ、そこに確かにあったはず、なのに何かを忘れてしまった。


その何かすらも思い出せない。


あなたも一度は、そんな体験をしたことがあるはずです。


起きてすぐ、幸せと思ったのだが思い出せない。


この「なにか」をしっかり把握している少女をご紹介します。


けど、この少女の言うことは日本にきて数日しか経っておらず日本語が片言なためイントネーションも文法もめちゃくちゃ。


聞き取りづらい言葉でした。そのため少し間違った解釈かもしれません。予めご理解・ご享受いただければ幸いです☺︎


1 少女


飛行機に乗るための待合スペースにて、少女が話しかけてきた。


「大人たち、忘れている。大事なこと、忘れてる」


国に仕え役職がある立派なムーは、少女の言葉を無視しようか、答えるか迷っていた。


なぜなら、子供の言う戯れ言に思ったからだ。


けど、少女はさらに続けてこう言った「あなたは大人。嘘の大人」


ムーは、「頭にきて、少し躾けてやろう」と思い言い換えした「大人は偉い、子供に飯を食わせ、汗水流し働いている。お前はその飯で生きていられる。大事なことは生きることだ。そのために働き飯が食べれる。飛行機に乗れるのも大人がいるからだ」


私は、誇らしげに思った。正しいことを言い、良い躾けができたと思ったからだ。


ピポパポンと、ちょうどこのタイミングでアナウンスが流れる。


「○○○航空から出発便のご案内をいたします。

○○○銀河行き、7時30分発、369便は、ただいま皆様を機内へとご案内中でございます。

銀河行き、7時30分発、369便をご利用のお客様は

保安検査場をお通りになり、△番搭乗口よりご搭乗ください。


いい話もでき待ち時間がすぎて立ち上がり飛行機に乗ろうとした。


周りを見渡すと、少女は消えたいた。


乗車前に、私はビールを飲み離陸と同時に眠る。


飛行機は、あまり得意ではないのだ。


そこで、編み出した技が「寝て過ごす」ことだ。


こんかいもバッチリ寝酒を飲み、さっそくうたたできた。


2 居眠りの中


夢だと分かって、夢を見る瞬間がある。


こんかいの夢は「さっきの少女が出てきた」


わたしはこうやって言ってやった「大人たちはすごいだろう。飛行機を運転し空も飛べる」


少女はこうやって答えた。


「私、空飛ぶ。場所関係ない。飛ぶ。ほら、いま、宙浮く。いつ。どご。なにしても飛ぶ」


すると、少女はその場で鳥のように飛びました。


私はこの回答が気に食わなかった「ふん、夢の中だからだろう。現実に飛べるはずがない」


少女は「大人たち、忘れている。大事なこと、忘れてる。飛べない」と言った。


私はまたイライラしながら「現実と夢をごちゃごちゃにしてもらっては困る。夢の中までイライラさせないでくれ」と答えた。


少女は笑顔で「イライラ、あなた。私、自由。そらとぶ」と言って空の遥か彼方へ消えてしまいました。


3 夢からの目覚め


ぽん「シートベルト」をお締めください。


もう着陸のときが来たようだ。


私は、夢から目覚めるととなりには少女が座っていた。


少女は、飛行機にまだ乗っていたいようで泣いてお母さんにアピール」していた。


子どもたちは「空をいつでも飛んでいるんだ」と私はほほえみながら飛行機を後にした。


まとめ


こんな話を少女から聞いたのでした。

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