2
意外に書くのが楽しくなってきた。
2
メアリ:
私はメアリと言います。メアリっていうのはですね、母様が名付けていただ・・。
俺:
いや、名前の説明はいらん、次いけ、次。
メアリ:
私は、あなたの住む世界を見守る立場にあります、そしてあなたの世界は未曽有の危機にあります。
俺:
はぁ。
メアリ:
私たちの一族は、代々世界を守る一族です。守るって言っても、ここ数千年守ったことなんてありませんでしたが。
俺:
世界?なにから守るっていうんだよ。
メアリ:
ん~、何からって言われると少し難しいんですけど、何から説明しましょうか。
俺:
いいから最初っから全て説明しろ。
メアリ:
世界というのは、幾億の選択の結果によって成り立っています。幾千幾億の選択の結果、物語が進行し、それが過去になったとき歴史と呼ばれます。ここまでは大丈夫ですか?
俺:
言い回しが気になるが、まぁ大丈夫だ。
メアリ:
全ての生き物は常に選択をしています、右に進むか、左に進むか。例えばお腹が空いたとします、その時ご飯を食べるという選択が一番正しいものですが、人によってはご飯を食べないという選択をする人もいます、わかりますか?
俺:
いや、お腹が空いたら食べるのが本能だろう。
メアリ:
いえいえ、人もそうですが、全ての生き物には、本能と理性が存在します。多くの生き物には理性が存在しないと、あなたの世界では定義されていますが、確かに存在します。ただ、本能と理性のバランスが整っているわけではありませんが。
俺:
はぁ、なんか難しくなってきたな。
メアリ:
大丈夫ですよ、ここはそんなに重要ではありません、ただの設定的な部分ですから。
俺:
設定とか言うな、なんだそのメタ発言は!
メアリ:
あっ失敗しました、メタ的な発言は禁止されているんでした。
俺:
メタって認めるな!あと“テヘッ”みたいな顔すんな!
メアリ:
えっ?美少女ですか?
俺:
まだそれ言うのか、長くなるからやめぃ!
メアリ:
もう飽きてしまいましたか、私は都合の良い美少女でいなければならないのですね。
俺:
なんだその言い草は!てか泣くなら右手の目薬は隠してから言え!!
メアリ:
テヘッ♪
俺:
言うなぁ!
感想などあればうれしいです。