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短編集

他人と自分を比較している限り無くならない事案

作者: 青井 蒼夜

一応いじめや差別の事に触れているので「R15」付けています。

最近30代以下の死亡例の1位が「自殺」なんだそうだ。


インターネット社会が主流になって互いに顔を合わせる事もなく世間話の様に「劣等感」や「優越感」を感じた他人をほぼ無意識で傷つけている人間も多いはず。


虐められて自殺した人のニュースを見て「自殺する奴が悪い」「虐める奴が悪い」「育てた親が悪い」「止めなかった教師が悪い」と色々SNSなんかを通じて書き殴る人は普通にいるが、「批判的な事を書いた責任」なんてモノはこれっぽっちも感じていない人がほとんどなんじゃないかな。


結局常識人は自分と他人を比較して優れた者を妬み、劣った者を蔑んで日々のストレス解消にしているんだろう。

その行為自体に罪悪感を覚えない限り、いくらチラシの裏に世間話への文句を書き連ねても結局は「虐め」と似た様な行動を起こしている事に気付けない。

また気づいていてもその行為自体が「他人にとって感じが悪いと思われる事」だとすら思わないから鬱病や自傷行為なんかがどんどん増えていってるんだろう。


インターネットへの書き込みに匿名性を持たせるのを廃止して本名と住都道府県ぐらいは出る様にしたら、少なくとも第三者のフリをして他人をこき下ろす愉快犯は減ると思う。

こういう話をすると必ず「身分を晒しても(犯罪行為等を)やる奴はやるから無意味だ」とか「個人情報保護法の意味がなくなる」などと反論してくる「自称頭の良い人」が偶によくいるけれどそれだって論破して蔑みたいだけなんだろう。


その個人情報保護法そのものが社交性を失わせる様なモノだと思うけど、政治家の偉い人が決める事は愚者である自分の様な人間には理解出来ないんだよなぁ。

隣近所の人と世間話する事すら「危ないから」と避けられる社会で自分に甘く他人に厳しい意見ばっかり呟いてても世の中は変わらないんじゃないかな。


自分はもう生きていくだけでも精一杯頑張らないといけない身体になったからこそ「生きる事が出来る」事に喜びを感じている。

だけど「生きているのが当たり前、健康でいるのが当たり前」な人にはちょっと人生につまづいただけでも簡単に捨てられるモノなのかもしれない。


さあ、今日も人工透析頑張ろう。「生きてるだけでも丸儲け」だと思うから。

健康な身体を持っていられるのに誰にも連絡・報告・相談しないで

一人で命を無駄に捨てられる最近の若者が逆に凄いと思ってしまう訳で。

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