第二部あらすじ
ハンガイ一族後継フールンの婚儀を阻止しにきた
敵部族イェニセイ族の急襲で
ケルレンは連れ去られてしまう。
向かった先に居たのは、死んだと言われていた
ケルレンの実姉チョイルン。
ハンガイ族長の弟であるケルレンの父と、
その子供たちは、末子で、女子であったケルレン
を残し反逆者として殺されたはずだったのだが、
実姉チョイルンは、ひそかに敵部族イェニセイ族へと渡り
敵部族イェニセイ族長との間に、息子レンヤンを産んでいた。
本来生きていてはならない存在として見られていた
ハンガイ族の中で、唯一
フールンとチーフォンだけが、
与えてくれていた愛情を、
姉であるチョイルン に与えられケルレンは戸惑う。
姉のチョイルンの温かい胸、優しい声、
その息子レンヤンの自分を無邪気に慕う瞳、
反逆をおこした父達について来てくれた者たち
の、愛してくれる自分の一族の存在に
ケルレンは、心が揺れ・・・・・・・
ついに
チョイルン、レンヤン親子に付くことにしたが・・・?
そんな時にハンガイ族の長子チーフォンが
敵ばかりの中たった一騎で迎えに来た。




