第1章 なぜ?
はじめに
東京都新宿。そこにある1人の女子高生がいた。彼女の名前は相沢天魔 。天魔はごく普通の女子高生。誕生日は12月24日で血液型はA型である。毎日普通に学校へ行く女子高生である。でも天魔には普通じゃないところもある。それは本編で紹介しましょう。
4月はじめ天魔は走っていた。
「わぁーー!!遅刻遅刻ーーー!転校初日なのにーー!1人だけで東京に来たのが悪かったかな~?ってそんなこと言ってる場合じゃない!遅刻~!!」
天魔は父の仕事の都合で東京に越してくることになった。本当ならば天魔は親と一緒にイタリアに越すはずだった。だが天魔は嫌がり1人だけで日本に残ることになった。だが天魔は引越しの準備に疲れたのかぐっすり寝ていた。そのため遅刻をしてしまった。
「あ!学校だ!」
≪キーンコーンカーンコーン≫と同時に《ガラガラガラガラ》という音を立てて門が閉まろうとしていた。
「やばい!」
天魔は自転車を追い越すほどの走りで急いで門を通り抜けた。
「ギリギリセーフ。は~。」
天魔は落ち着いたようにため息をした。
「そうだ。職員室いって転校の手続きしなくちゃ。」
天魔は走って下駄箱の方へ行った。職員室に入ったあと先生に挨拶し自分の教室に行った。天魔のクラスは2年B組。教師は晴風唯子。天魔は教室の前に着き先生が言った。
「え~。今日は転校生がやってきた。入っていーぞー。」
《ガラガラガラ》と言う音を立てて天魔は教室に入り黒板の前に立った。天魔は振り返り黒板に名前を書きまた振り返り言った。
「広島の高校から転校してきた相沢天魔です。よろしくおねがいします。」
すると、クラスのみんなは《ざわざわ》と声をたてていた。晴風先生は、
「はーい。静かに!相沢さんあなたの机はあそこね。」
と指を刺した。指した先は窓側の机であった。天魔は机に行き座った。突然隣の机から女子が話しかけてきた。
「あなた、広島から来たんだ。私渡凪舞って言うんだ。これからはよろしくね。」
といい《ニコッ》っと微笑んだ。天魔は、
「う、うん。よろしく!」
といって、舞は前を向き授業に集中し始めた。天魔は驚いた顔になっていた。そして授業が終わり休憩時間になると舞が、
「さっきは驚かせてごめんね。」
と、舞が汗って言って来た。それに対し天魔は、
「別に良いよ。気にしていないから。」
と笑顔で答えた。舞は、
「ありがとう。ねえ、自己紹介もさっき終わったし今からは友達ね。」
天魔はうれしそうな顔で、
「うん。よろしく、舞。」
それから舞と天魔はとても仲のいい友達になっていった。ところがそんなある日、天魔は家で舞とメールをしていた。天魔はとても楽しそうにしていた。だが突然上から何か降ってくるおとがした。天魔はそれがドンドン近づいてくるのが分かった。そしてすぐに天井を見た。その瞬間何かが天井を破り落ちてきた。天井が壊れたのでほこりがまって天魔は咳き込んだ。天魔が咳き込んでいるとそこから声がしてきた。
「おい、ここが本当に相沢天魔の家か?」
天魔はおどろいた。すると今度は違う方向からまた声がしてきた。
「たぶん。遭難じゃないですか?知りませんけど。」
そしてほこりが消えてくると天魔は驚いた。よ~く見ると右には黒くて短い髪していて頭には角が生えていて黒いはれんちのような服と背中には悪魔のような羽をしている女性と左には金髪をしていて白くて長い髪をした女性が見えた。