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七列強盛衰記  作者: EL
第一幕 WW1
6/14

こちら西部戦線、『トーチカ』を発見せり。(独)

東洋での戦争が終結した6月初旬になってようやく、西洋各国は戦争を始めていた。しかし互いが互いの国力を知っているためか、前線には敵歩兵の銃弾を伏せて命中率を下げ、こちら側からの攻撃を一方的なものにするための塹壕がどの軍でも掘られ、開始早々に泥沼の様相を呈していた。


そんななか、ドイツ帝国西部戦線第一歩兵師団はフランス軍の突撃速度が異常なことに気づいた。

あの泥沼クソ塹壕戦を突破するには、相応の殲滅力を持った兵器か塹壕を直接崩して歩兵を圧殺、もしくは窒息死させることができるほどの大質量兵器でもなければ進めないはずなのだ。というか、同様の理由で自国軍はチェコスロヴァキアを攻略できていないのだから。


そして、ある兵士は見た。塹壕ばかりの荒原にポツンと立つ、石煉瓦造りの数人しか入れなさそうな穴が空いた超小型要塞を。そして、そこから覗く四本の銃口らしき何か...。

直後、彼の体はバラバラに吹き飛んだ。それも当然だ、.30口径機関銃はこの時期といえど毎分四千発はばら撒くことができる。2秒弱の斉射で百発を超える弾丸が撒かれれば、いかに塹壕に籠っている兵といえど多数の命中弾...それも致命傷になりうるものを喰らうのは想像に容易い。


半月後、西部戦線で『ブンカー』と呼称されたそれの中を制圧した若い独国兵は、それが塹壕に繋がっていることに気づいた。そのため、急いで大隊規模の突撃を敢行し、英仏連合連隊を撃滅した。このことで彼は陸軍の中でも特進を果たして戦争終結時には准尉まで上り詰め、そしてその後祖国を悲観してあるたのだが...それは秘密の話である。


ブンカー内で入手した4口の砲は、機関銃と呼ばれる類のものだった。かつてアメリカで作られたガトリング銃やマキシム機関銃に近いものだが、従来のものに比べて非常に重いものの個人でも携帯可能であることが証明された。新皇帝になったフランツ4世は比較的軽量である機関銃として軽機関銃と呼び、ドイツ帝国陸軍では今までのものを専ら重機関銃と呼称すると同時に、軽機関銃の開発を加速させた。

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