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七列強盛衰記  作者: EL
第一幕 WW1
10/14

紅星事件(中)

大日本帝国との間で結ばれた南京条約は、日本円にして五十億円(当時の金額。現在金額にして約70兆円ほど。)分の金や銀、艦船素材などを支払うことや遼東半島を割譲することなどの、20年前の条約を彷彿とさせる内容であった。だが、それについて中華民国国民党ができることといえば、ただ国民の暴動を抑えることのみであった。


だが、1916年3月までの支払いであったためか国民の反発は非常に強かった。特に、極左集団として忌避されていた中華民国共産党を中心にまとまった共産勢力は『反南京、反国党、国土死守』を掲げて国民を兵と仕立て上げていこうと言う世論は人々を大きく動かしていた。


そして3月24日、北京近郊にて共産党が北京を収める軍閥の張作霖の支援を得て兵を挙げた。これは今まで初めてとなるマルクス主義、もしくは通称の通りの極左事件として、ひにちにちなんだ324事件、もしくは掲げていた旗にあった赤字に黄色の星ということで、紅星こうせい事件と呼ばれている。


共産勢力を中心とする紅星勢力と国民党は中華民国で内戦の体を見せ、初期は紅星勢力が南京付近まで兵を伸ばしていた。南京でも蒋介石の国民党に対してのクーデターが発生し、蒋介石の人気は日に日に落ち込んでいき、国民党も内部分裂が発生しかけるまでに窮地に至っていた。


しかし、紅星勢力は通ってきた村の食糧を全徴収し、拒否するものは銃殺し、また女子供は兵の慰安として、または少年兵少女兵として強制的に徴兵された。

また、本場である北京から遠く離れ補給のための鉄道も走っていない中部で、紅星勢力の足が止まった。


また、同時に国民党の反撃が始まった。逆襲を始めた国民党を前に紅星勢力は内部分裂を起こし、そしてそれぞれ散開していった。しかし当然バラバラに動いては各個撃破されるだけであり、紅星勢力は少しづつ勢力を落としていた。


しかし、このことから世界全土において赤い星は恐ろしいと言う世論が根強くなり、左派勢力が少し減ったと言うのは有名な話であるが...だからと言って、こののちに共産勢力が革命を成功させないと言うことはいっていないのである。

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