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「....はっ!」
気がつけば、そこは自分の家のなかだった。
「夢、か....」
なんだ、一安心した。
あれは、悪夢だったのだ、
そうそう、ネットの見すぎで頭がイかれちまっていたんだろう。
なんだかすごく、寝覚めの悪い。
いや、まあ、そりゃそうか。
だって悪夢をみていたんだもの。
そう、アレはただの夢....
ピンポーン
「こんにちは~」
「おう、藤」
「今日は死んでませんか~?」
「いきなりなんてこと言うんだお前」
やっぱり...
こいつに聞いてみたほうがいいだろうか。
「...なあ」
「はい?」
「俺の話、聞いてもらっていいか...?」
「予知夢って知ってるか?」
「あ、はい、それがなにか?」
「俺、その類っていうか...そんな感じのもんを見た」
「...はあ?どういうことですか?」
俺は、ありとあらゆる事情を彼に説明した。
「成程...確かにここまで似てますね」
「でも、もうここまでちょっと変わってるしなあ、気にする必要もないかも....」
「...いや、用心しておいたほうがいいかもしれません」
「え?」
「予知夢っていうのは、完全にあっていないって可能性もあります。
もしかしたら、このままあなたが...」
「...じゃあ、どうすればいいんだ?」
「...こういうのはどうでしょうか?」