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88 体の上

 夜、わたしがベッドで寝ていると、猫がわたしの体の上に乗ってきた。

 冬になると、いつものことだが、今は十月の頭だ。そこまでは寒くないはず。

 しかし、今夜は冷え込んでいる。気象予報士によると、十一月並みの気温だとか。


 さすが猫は気温に敏感だ。元々寒いのが嫌いなのだ。わたしの体の上に乗ってくるのも当然のことだろう。

 暖房もつけていない今、暖をとるには、わたしの体しかない。


 しかし、猫はどうやって暖かい場所を探すのだろうか。わたしは、それが不思議でならない。


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