表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/715

85 気づいて

 猫は、ごはんが欲しい時や構って欲しい時に、わたしのところへやってくる。


 しかし、ウチの食欲魔神は、ごはんの要求が多い。

 その場合、ごはんの時間は決められているため、無視しなければならない。


 わたしが無視するからか、最近のウチの子(猫)は、変わった方法でわたしの気を引こうとする。


 それは、わたしの腕に、そっと自分の鼻を寄せるのだ。

 完全にわたしの腕に届くようにではなく、わたしの腕に生えている毛に鼻を寄せる。


 これが、意外とくすぐったいのだ。

 猫がそっとわたしの腕に鼻を寄せると、わたしは本を読んでいても、テレビを見ていても、思わず振り返ってしまう。

 そして、わたしを可愛らしい顔で見上げるのだ。

 猫は、どうやってこうした方法を覚えるのか、不思議で仕方がない。


 猫は、わたしの腕の毛を、自分のひげのように考えているのかもしれない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ